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ソマリ・バタフライフィッシュ

2013年01月13日 16:44

Chleu_ub.jpg
(photo/J.E.Randall)

学名:Chaetodon melapterus Guichenot, 1863
和名:なし
英名:ソマリ・バタフライフィッシュ Somali butterflyfish
全長:18cm
西部インド洋に分布

テングチョウ、ガーディナーズと共にテング系3種を形成する。色模様はちょっと変わっていて、黒い部分が多いが、黒いところにも銀光沢があり、不思議な色合いを見せる種だ。生息水深はやや深く、20メートル付近から80メートルの深さにまで生息する。単独、またはペアで行動する。雑食性。

あまり輸入されない種だが、以前に比べると入荷量は増えている。テング系3種の中では、最も人工餌に餌付きやすい種。性格もそう臆病ではなく、気もそこそこ強く、扱いやすいと思えるが、本種は水質の悪化にやや敏感な面がある。肌が弱く、環境が悪いとすぐに充血を起こしたりする。また小競り合いが頻発するような状況では、ウロコがはがれて感染症を引き起こすので気を付けたい。ろ過がしっかりしていない水槽や、過密気味の水槽では、本種を飼育するのはリスクが高いと言えるだろう。テング系3種は、どれもひとクセあり、ちょっと手の掛かるチョウチョウウオだ。

種小名は『白い側面』という意味で、本種の特徴をとらえている。英名は生息域のひとつであるソマリアから。
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コメント

  1. Hon | URL | qbIq4rIg

    こんにちは

    以前ソマリバタフライの若魚の写真を見たときはフウライとあまり変わらない感じで特に興味をそそらなかったのですが、この個体はメタリックな感じで美しいですね

    出会う機会は少ないかもしれませんが、実物を見てみたいし、飼ってみたいものです。

  2. 雪風 | URL | cKg/74mY

    Honさん
    いらっしゃいませ。

    ソマリは幼魚だと、いまいち金属光沢がありませんが、成魚は結構いいですよ。
    あまり見かける機会のない種類ですが、入手の機会があれば、
    飼育してみることをおすすめします。
    個人的にも好きなチョウチョウウオのひとつです。

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