2011年09月05日 17:07

Rudie H Kuiter氏著のベラ図鑑がきた。

これでもか、というほどの種数を網羅した、ベラ図鑑の決定版ともいうべき本。
ページ数は約400ほどもある。

人気のイトヒキベラ類も。

個人的に注目のBodianusも。
ベラ好きにとっては実におすすめの一冊だが、受注生産のみなので、著者に直接注文しなければならないのが大きなネック。また375豪ドルという価格もハードルだ。内容は全体的に素晴らしいが、分類面などでは『あれ?』と思ってしまうようなところがある。これはKuter氏が本職の魚類学者でないためだろう。しかし、それらを差し引いても、おすすめの一冊であることに変わりはない。ベラ好き、魚好きなら入手して損のない図鑑である。
ちなみに、私が以前飼育していた個体が2匹掲載されている。1匹は私自身が撮影したものなので、巻末を見れば分かる。もう1匹は撮影者が違うので、見つけるのは難しいだろう。どちらも何年も前の写真だが、未だにKuter氏の出す図鑑に採用され続けている。ありがたいことだが、そろそろ新しい写真に切り替えても良いのではないだろうか(さすがにちょっと恥ずかしい)。。。他に面白いところでは、B-BOXスタッフが撮影した個体なんてのも掲載されている。
なお、この図鑑の入手に際しては、Takaさんにご協力いただいた。ありがとうございます。
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コメント
suge | URL | -
ベラのペア
こんばんわ
この本にはベラのペアも記載してますでしょうか?
イトヒキベラなんかはオスとメスの色彩やヒレの形が異なるのも魅力ですね。
ラボウテッドラスをペアで飼育してみたいのですが、情報が見当たりません。
オスとメスであまり違わないのかな?
ラインドフェアリーラスなんかはペアで販売されてたりするんですけどね。
もしご存知でしたら、ご教示いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
( 2011年09月10日 23:56 )
雪風 | URL | -
返事が遅くなりました。
この図鑑、ベラの雌雄も可能な限り掲載されていますので、参考になるでしょう。
ラボウテッドラスは、イトヒキベラ類にしては雌雄差が顕著ではないですね。雌は雄に比べて色彩の派手さでは劣りますが、模様はほとんど同じです。また各ヒレの模様は雌では極めて不鮮明で、雄ははっきりと模様が入ります。一番の違いとしては、雄の尻ビレの第1、第2棘が伸長する点です。ここで見分けるのが確実でしょう。
( 2011年09月13日 11:06 )
suge | URL | -
お返事ありがとうございます。
ローズバンドやフレームラス、ピンテールラスのペアなんかも候補に挙がりました。結局、ベラのペア飼育はファインスポットフェアリーラスになりました。要因は、、、めぐり合わせです。ちょうど入手可能でしたので。オスの色彩は地域差が大きいみたいですね。
後からラボウテッド追加は難しいかな、、と思うと少しさびしい感じがします。
お世話になりました。
( 2011年09月13日 14:11 )
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