2011年06月17日 17:04
魚混泳水槽を維持していると、たまにろ材を交換する時期に当たる。
ろ材に使っているサンゴ砂は、長く使用していると、中に汚泥のようなものが蓄積してきたりする(ろ材として使用していた古いサンゴ砂を割ってみると、中が黒くなっていたりする)。そのため、ある程度の期間使用したら、新しいろ材に交換しなければならない。水槽サイズにもよるが、小さめの水槽なら、同量の種ろ材を用意して、一気に交換するのも手だが、半分ぐらいずつ交換するのが安全だろう。大型水槽では、半年から1年ぐらいかけて交換していくといい。
古いろ材をそのまま使い続けると、いつも今イチな状態が続いたり、変なコケが消えなかったり、水換えしても水槽の調子が低下したままになったりする。魚の数などにもよるが、だいたい5年を目処に交換していくのが無難。魚が少ない水槽はそうでもないが、過密飼育気味の水槽や、餌の量が多い水槽では、十分気を付けたい。なお、ろ材交換はサンゴ砂だけでなく、ほとんど全てのウェットろ材も交換の必要性がある。
ろ材の交換が必要なのはウェットろ過の場合で、ドライろ過ではろ材交換はもとより、ろ材の洗浄もほとんど不要である。必要なのは、物理ろ過のウールマットの交換や洗浄、沈殿槽のデトリタス除去程度で、ウェットろ過よりもメンテナンスに手間がかからない。ただし、ろ過の立ち上がりがウェットよりもだいぶ遅い、物理ろ過をしっかりしなくてはならない、ろ材に満遍なく水をかける工夫、ろ過槽にある程度の高さが必要、オーバーフロー水槽以外には使いづらい、といった注意点がある。
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コメント
delphinus | URL | F3Dgw1fA
これは「忘れられかけている知識」の1つですね。フルドライ濾過の強みとして、かつて強調された話でした。
私は魚水槽派ですので、ちょっとフルドライのシステムを作りたくなってしまいました。「シー○ルフィルター」や「セ○ラーファン」のデットストックがある店も知っているし……。これに照明としてトゥ○ーライト蛍光管(今はバイ○ライトいうのかな)を導入すれば、時代的にもばっちりそろいます(笑)。
( 2011年07月24日 01:12 [Edit] )
雪風 | URL | -
ドライ濾過は一時期流行ったのですが、今は忘れられかけてますね。。。
それにしても、懐かしいアイテム名が目白押しではないですか(笑)。
魚メインでしたら、ドライ濾過は良いですね。
ぜひ作ってみて下さい。
( 2011年07月25日 22:34 )
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