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エラムシ治療

2011年05月12日 16:05

エラムシというと、チョウチョウウオによくでる寄生虫症と言われるが、ヤッコなど他の魚も寄生を受ける。主な症状は呼吸が速くなり、餌を食べなくなる(そうならない個体もいる)、首を激しく振る行動がみられるなど。エラムシ症には2タイプあり、比較的進行の遅い場合と、発症から2~3日ほどで死んでしまう劇症性の場合がある。どちらにしても、治療法は同じであり、早期に対処する必要がある。なお水槽の魚全部が寄生されることは少なく、たいていは一部の個体が寄生されるだけのことが多い。

エラムシの治療というと、従来は濃い塩分濃度にした濃塩水浴という方法が知られている。しかしこれは非常にリスクの高い治療法で、病魚にトドメを刺してしまうこともよくある。今回は、それよりも安全なオキシドール(過酸化水素水)を用いた治療法を紹介する。ちなみにこの治療法は、チョウチョウウオ飼育で有名な、かっしぃ。さんが試行錯誤の末に考案したもの。今回、ブログ記事に紹介しても良いということで快諾いただいた。

eramusi4.jpg

さて、用意するものは、オキシドール100mL(cc)と、5~7Lの容量があるプラケかバケツ。プラケかバケツに、まず飼育水を5Lほど入れる。そして、約5Lの飼育水に対し、オキシドールを100mL(cc)入れ、ゆっくり撹拌。すぐに病魚を入れて薬浴する。薬浴時間は魚のサイズなどを考慮し、3~5分。飼育水に対するオキシドールの濃度と薬浴時間が最大のポイントなので、この記事を見て自己流でアレンジしないこと。

eramusi1.jpg
薬浴中のマクロスス。
この個体で、時間ぎりぎりの5分間薬浴した。
薬浴中は状態が急変する可能性があるので、魚から目を離さず、状態が悪くなったらすぐに水槽に戻すこと。対処が遅れると致命的になることもあるので、十分に注意したい。

eramusi3.jpg
マクロススのエラから排出されたエラムシ。
かなりの数である。虫体のサイズは1ミリ程度。

マクロススは治療後すぐに飼育水槽に戻した。2日ほどは餌を食べなかったが、3日目には普通に餌を食べるようになった。同時期にチョウチョウウオも数匹治療したが、こちらは翌日には何事もなかったかのように餌を食べていた。

濃塩水浴に比べると、明らかにリスクは少なく治療しやすいが、それでも魚の状態などによっては、治療中に死んでしまうこともありうる。リスクは低いがゼロではないことを理解しておこう。どんな病気治療でもそうだが、治療を行なう際は自己責任で御願いしたい。この治療をしたからといっても完治しないこともあるし、治療でトドメを刺すこともありうる。そのあたりを理解しておかなければならないだろう。

エラムシの治療は、これまでは濃塩水浴しかなかったが、治療しやすい方法が出てきたことで、完治率は飛躍的に高まったといえる。この治療法を考案した かっしぃ。さんには頭が下がるばかりである。
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