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インディアンピンストライプド・バタフライフィッシュ(インドミスジ)

2011年04月08日 16:19

Chtri_uc.jpg
(photo/J.E.Randall)

indomisuji.jpg

学名:Chaetodon trifasciatus Park, 1797
和名:なし
英名:インディアンピンストライプド・バタフライフィッシュ Indian Pinstriped butterflyfish
全長:15cm
インド洋に分布

以前はミスジチョウチョウウオのインド洋型色彩変異という扱いだったが、近年になって別種扱いとなった。ミスジチョウチョウウオに比べ、尻ビレが鮮やかなオレンジ色をしていること、尾柄部がオレンジ色であること、体側の細い黒斑が目立つこと、背部、体側後方の色彩がパステルブルーであるなどの違いがある。性質などはミスジチョウチョウウオと変わらない。なおインド洋と西部太平洋の境界(インドネシア)では、本種とミスジチョウチョウウオの異種間ペアがみられ、両者の交雑と思われる個体も観察されている。ミスジチョウチョウウオ同様、ミドリイシ類が発達したサンゴ礁域を好み、大抵の場合ペアで行動する。

非常に多色な色彩をした種で、ミスジ系の中では最もカラフルで美しい種といえる。成魚のカラフルさは、他の追随を許さないほどだ。入荷量はさほど多くなく、たまに見られる程度。ミスジチョウチョウウオよりも餌付きが良く、やや大きめの個体でもアサリに餌付けられる場合が多い(入荷状態の関係ではないかと思われる)。そういった点では飼育しやすいと言えるだろう。その他、飼育に関してはミスジチョウチョウウオと何ら変わらないので、そちらを参照のこと。飼育していると体色は若干薄れてしまうが、それでもミスジチョウとははっきりと区別できる。両者を一緒に飼育してみると、その違いがよく分かる。

種小名は『3つのスジ』という意味。もともとはこちらの学名が、いわゆるミスジチョウチョウウオに当てられていた。英名は生息地と体側の模様から。他に、メロン バタフライフィッシュという名でも呼ばれる。また日本のアクアリストには、インドミスジの名で呼ばれている。
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コメント

  1. そら | URL | 99DFA69w

    この魚すごく綺麗ですね。
    雪風さんの記事を見て、
    10cmくらいの綺麗に色の出ている個体をミスジチョウとの異種間ペアで飼ってみたいなぁと思いました。

    モルディブ便で入荷するのかな。
    余談ですが、モルディブと言えばツナ缶のニュースを聞きました。

    http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/04/08/kiji/K20110408000586450.html
    応援されていますね。日本人として、その心意気が素直にうれしいです。
    がんばれ、日本!

  2. 雪風 | URL | -

    インドミスジはいいですよ。
    ペアは難しいですが、やってみる価値はあるでしょう。
    モルディブ便もそうですが、インドネシアから入荷もあります。
    インドネシアはインド洋に面してますからね。

    >応援されていますね。日本人として、その心意気が素直にうれしいです。

    応援はありがたいですね。
    いろいろありますが、頑張らなくてはいけません。

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