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自然な体型、体色 その1

2011年02月20日 19:56

 飼育されている魚を見ると、妙に太っていたり、自然状態とは異なる体型になっていたり、体色が変わってしまっていることがある。それは餌の問題であったり、水質や水流の問題、あるいは水温や照明の問題であったりする。また水槽内では、どうしても克服できない問題もある。飼育を続けていると、自然下のような体型、体色を目指したいと思ってくることが多いと思う。アクアリストを長く続けていると、それを目指したくなってくるのである。

 まず体型でいえば、太り過ぎず、痩せていない、自然下のような固太りな体型が理想。普通、海水魚には市販の人工餌を与えることがほとんどである。人工餌は優秀で、しっかり餌付けできれば、数種の人工餌を与えるだけで健康が維持できる。しかし、食べるだけ与えたりしてしまうと、魚はあきらかに肥満となる。人工餌は栄養価が高いため、与える量が多いと余計な部分に脂肪が付いてしまうのだ。そういった魚を解剖してみると、腹部の内側にベッタリと脂肪が付き、肝臓は脂肪肝となっていることがよくわかる。

 太り過ぎの魚かどうかを見分ける場合、解剖しなくても見分けることはできる。分かりやすいのはまず頭部で、額のあたりに不自然な盛り上がりがあれば、それは脂肪の盛り上がりだ。また魚を正面から見て、かなり幅があれば太り過ぎである。太った魚は体が膨張して、色彩も薄くなりがちになる。例として、コバルトスズメが太ると、体色の青が薄くなってくる。このことからも、体色の劣化の一因が太り過ぎであることがわかる。自分の水槽に入っている魚が、このような状態である場合は注意が必要だ。まあ、丸々と太った魚が好み、もしくは精神的に安心できるというアクアリストもいるので、それはそれで好みの問題だからかまわない。だが美しい体型、色彩を目指しているのであれば、十分気を付けたいポイントといえる。

魚が慣れてくると、どうしても餌を真っ先に食べたり、独占しがちになる個体が出てくる。他の魚にも餌を行き渡らせようとすると、必然的に餌の量が多くなりがち。そうすると肥満個体の一丁上がりだ。これを防ぐのはなかなか難しい。混泳水槽で魚の数が多くなるほど困難になってくる。このあたりをどうするかは、アクアリストの腕にかかってくる。太りにくい餌を探して与えたり、餌の種類や与え方を変えたりといった工夫が必要だ。魚の組み合わせ自体も変えたり、収容数を絞ったりする必要がある。

個人的には大型ヤッコに生きたカイメンを与えたり、海藻を別水槽で増殖させて与えたりもした。海藻などは効果があったが、餌単独の問題であることは少ない。水温や水質などといった複数の要素が絡んでくるので、一筋縄ではいかないのである。

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コメント

  1. そら | URL | -

    挑戦してみたくなる、良いテーマですね。

    その魚の生態や生息環境や食性を研究して最適な物を与えたり、
    時には魚の収容を我慢したり、肩の力がぬけた時でも水質維持し続けるコツであったり、
    長期的に基本的で総合的なテクニックが求められる感じですね。
    なかなか難しい事ですが、好きな魚をなるべく大切に飼ってみようと思います。

  2. 雪風 | URL | cKg/74mY

    結構難しいテーマですが、アクアリストの行き着く先のひとつですので、やりがいは大きいものがあると思います。

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