2011年01月13日 10:02

マーシャル産(photo/J.E.Randall)

オーストラリア産(photo/J.E.Randall)

紅海産(photo/J.E.Randall)

ジブチ産(photo/J.E.Randall)
学名:Pseudocheilinus hexataenia (Bleeker, 1857)
和名:ニセモチノウオ
英名:シックスライン・ラス Sixline wrasse
全長8cm
インド洋~中部太平洋に分布
体側にある6本のラインと、尾柄にある小さなスポットが特徴の小型種。分布範囲は広いが、インド洋と太平洋でエラブタの模様が異なる程度で、大きな色彩変異はみられない。ニセモチノウオ類は、尻ビレ第2棘が第3棘より長くなるのが特徴。これにより近縁のモチノウオ属と区別できる。サンゴ礁に生息し、サンゴの間を縫うようにして泳ぐ。通常は単独性で、群れることはない。ニセモチノウオ類はどの種も、夜は砂に潜らず、サンゴの間や岩の隙間で眠る。主に小型甲殻類などを捕食している。
観賞魚としては非常にポピュラーで、ほとんどどこのショップでも見られるほど。小型で丈夫、餌付けの心配も無いため、ビギナーが飼育するにはうってつけの魚である。最大で8センチほどになるが、水槽内では平均6センチ程度。縄張り意識が強く、同属や似たような体型の魚とは相性が悪い。フタホシキツネベラやバスレットの仲間がそれにあたる。複数飼育は、ごく小さい幼魚期なら可能だが、基本的にできないと思ってよい。他の小型ヤッコやハギなどとの相性は割りと良く、性格がタフなのでどちらかというと、大きめの魚と組み合わせる方がうまくいく。魚以外では、カクレエビなどは食べてしまうので組み合わせられない。病気にもかかりにくく、実に手の掛からない、それでいて美しい良魚だ。なお、飛び出して干物になりやすいので、フタはしっかり閉めておくこと。
種小名は『6本の帯』という意味で、体側のラインに由来している。英名も同様。和名はモチノウオ類に似ているところから。
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コメント
もちのすけ | URL | -
ニセモチノウオ・・・
今年初めて南紀で見ましたが
採るには命が一つ必要な感じでした。
しかし・・・産地の違いがわかりません(-_-;)
( 2011年01月14日 20:02 )
雪風 | URL | cKg/74mY
四国あたりだと、普通に泳いでいますよ。
すばしこいので採集は大変ですが。
色彩変異は、ほとんどないので分からないかもしれません。
( 2011年01月17日 15:14 [Edit] )
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