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ハワイアンクリーナーラス

2010年12月13日 09:05

Lapht_f0.jpg
(photo/J.E.Randall)

Lapht_f1-johnston.jpg
(photo/J.E.Randall)


学名:Labroides phthirophagus Randall, 1958
和名:なし
英名:ハワイアン・クリーナーラス Hawaiian cleaner wrasse
全長10cm
ハワイ諸島、ジョンストン島に分布

ほぼハワイ固有種といっていい種。ソメワケベラ類では唯一、日本で確認されていない種でもある。体色は、体前半が黄色、後半が濃いブルー、尾ビレ上下がピンクに彩られ非常に美しい。別名レインボー・クリーナーラスと呼ばれるほどだ。画像は2枚とも標本個体だが、生時の色彩は鮮やかで濃い。幼魚期は黒地に赤紫のラインが入り、他の種と間違えることはない。生態はホンソメワケベラに準じる。

入荷量はごく少ないが、美しい色彩で人気の高い種。しかし飼育難易度はかなり高い。餌付きが悪いのが最大の難点で、いかに状態の良い個体を入手できるかがポイント。餌は人工餌を食べてくれればベストだが、なかなかそうはいかないだろう。食べてくれるなら冷凍餌でも何でも与えるべきだ。痩せやすいので、餌付いたらこまめに餌を与え、太らせるようにする。餌付いても、太らせるのに失敗したら短命に終わるので気を付けたい。これは、どのクリーナーラスにも共通する注意点である。

種小名は『寄生物を食べる』という意味で、本種の生態に由来。英名は生息地から。
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