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スミツキソメワケベラ

2010年12月12日 00:00

Lapec_f0-marshall.jpg
マーシャル産。(photo/J.E.Randall)

Lapec_u0-palau.jpg
パラオ産。(photo/J.E.Randall)


学名:Labroides pectoralis Randall & Springer, 1975
和名:スミツキソメワケベラ
英名:ブラックスポット・クリーナーラス Blackspot cleaner wrasse
全長11cm
西部~中部太平洋に分布

体前半部の黄色い色合いが美しい種。本種の最大の特徴は、胸ビレ基部にある明瞭な黒斑である。この特徴により、他のソメワケベラ類と区別できる。日本では小笠原や沖縄に分布するが、数は少なく、見かける機会のない稀種。性質等はホンソメワケベラと同様なので、そちらの記事を参照。

観賞魚としては、数は少ないがポツポツと見かける。注意していれば、そう入手の難しい魚ではない。飼育はホンソメワケベラに準じ、個体の状態で餌付くかどうかが決まる。餌付いてしまえばそう難しいことはないが、長期飼育の報告を聞かない種だ。総じてホンソメワケベラ以外のソメワケベラ類は、飼育例が少なく、詳しい情報がなかなか出てこないのが難点。

種小名は『胸ビレ』という意味。胸ビレ基部に特徴があるので、そこから付けられたのだろう。英名、和名ともに胸ビレの黒斑に由来。
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