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クチベニソメワケべラ

2010年12月03日 14:28

Larub_u0-tahiti.jpg
タヒチ産。(photo/J.E.Randall)

Larub_u1-tahiti.jpg
タヒチ産。(photo/J.E.Randall)


学名:Labroides rubrolabiatus Randall, 1958
和名:クチベニソメワケベラ
英名:レッドリップ・クリーナーラス Redlip cleaner wrasse
全長9cm
中部太平洋に分布

日本では小笠原の遥か東方、ハワイ寄りの南鳥島でのみ観察されている。体中央付近が淡いオレンジ色に染まるため、他種と間違えることはない。この他、唇が赤いという他のソメワケベラ属には見られない、明確な特徴がある。性質などはホンソメワケベラに準じる。

観賞魚として中部太平洋域より入荷するが、その数は少ない。クチベニソメワケベラの表記ではなく、レッドリップクリーナーラス、あるいはピーチクリーナーラスの名で流通する。輸送に弱いようで、入荷状態にばらつきがあり、状態の良いときは比較的容易に餌付くが、駄目な場合は立て直せないことが多い。また本種は長期飼育の例が知られてなく、そういった点から状態維持の難しい魚だと言えるだろう。

種小名は『赤い唇』という意味で、本種の特徴に由来。英名、和名も同様。
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