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ミヤケテグリ

2010年08月27日 16:44

Symor_u5.jpg
(photo/J.E.Randall)
オス。分かりづらいが、第1背ビレに黒色眼状斑が見える。
背ビレの模様で他種と区別することができる。

Syste_u0.jpg
(photo/J.E.Randall)
背ビレをたたんだオス。

Syste_u1.jpg
(photo/J.E.Randall)
メスの第1背ビレは暗色。

Symor_u3.jpg
(photo/J.E.Randall)
小型個体。

Symor_u2.jpg
(photo/J.E.Randall)
カラーバリエーション。
よく見れば、第1背ビレが暗色なのが分かる。

学名:Neosynchiropus(Synchiropus) stellatus Smith, 1963
和名:ミヤケテグリ
英名:スターリー・ドラゴネット Starry dragonet
全長:7.5cm
インド洋~西部太平洋に分布

赤い体色が美しい小型のネズッポ。この仲間にちょっと詳しい人なら、ここまでで『おやっ?』と思ったことだろう。和名であるミヤケテグリの学名は、Neosynchiropus(Synchiropus) moyeriだからだ。しかし三宅島産魚類の研究で著名な故ジャックTモイヤー博士は、Neosynchiropus(Synchiropus) stellatusNeosynchiropus(Synchiropus) moyeriは同種であると見ていたそうである。個人的にも両種のどこが異なるのかが全く分からないため、ここでは故モイヤー博士の考えに従ってみることとする。さてこの仲間は、どの種もオスの背ビレがかなり大きくなるのが特徴。オスの第1背ビレには、2~3個の黒色眼状斑がある。対してメスの第1背ビレは小さく、全体に暗色で周りは白く縁取られる。体色には変異があり、紅色の鮮やかなものから、褐色のものまで様々。しかし大理石模様をしているという点は変わらない。なお、1センチ程度の幼魚の場合は、ほとんど全身が白い。浅海の礫底や砂底に生息し、底性小動物を食べる。

観賞魚としては、主にレッドスクーターの通称で入荷する。コウワンテグリと並び、最もポピュラーなネズッポといえる。飼育面では導入初期の餌付けが肝心。大型のサンゴ水槽であれば、無給餌飼育も可能だが、多くの場合、しっかりと餌付けた方が長期飼育できる。最初は細かい冷凍餌を底に静かに撒いておくと食べてくれることが多い。冷凍餌に馴れたら、人工餌を混ぜていく。最初から顆粒餌を食べるものもいるが、そういった個体に当たれば面倒はない。初期の餌付けのみ、他の魚がいないリフジウムで行なうなどすれば、多くの個体は餌付くはずである。いったん餌付いて馴れてしまえば、小型ヤッコなどとの混泳も問題無く行なえる。オス同士は激しく争うので、オスの複数飼育は禁物。メスも場合によっては争い合う。単独、あるいはペアで収容するのが無難。ペアで飼育していれば、産卵行動を観察できるかもしれない。入手時は腹が大きく凹んでいない個体を選ぶこと。入荷して間もない個体がよい。長期在庫個体の場合は、餌付いている個体かどうかを確認した方がよい。小型の割に長生きで、5年以上生きることもある。

種小名は『星を散らした』という意味。体側の模様に由来している。英名も同様。和名は生息地のひとつである三宅島にちなむ。
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