2010年06月14日 14:32

(photo/J.E.Randall)

(photo/J.E.Randall)
アケボノと比べると違いが分かる。
学名:Chaetodon ocellicaudus Cuvier, 1831
和名:なし
英名:スポットテール・バタフライフィッシュ Spot-tail butterflyfish
全長:15cm
西部太平洋に分布
アケボノチョウチョウウオに非常によく似ているが、細部を見てみると違いが分かる。まず大きな違いでは、本種の腹ビレは白いが、アケボノでは黄色いという点と、尾柄部に明瞭なスポットがあること。この他、背部がアケボノほど黒くならない、黄色の面積がやや多い、地色が白ではなく青みがかるといった違いがある。慣れれば、すぐに見分けることができる。また分布はアケボノよりずっと狭く、フィリピン、インドネシア周辺に多い。他、食性などはアケボノに準じる。
本種はアケボノに比べると入荷量がずいぶん少ない。大抵はアケボノの混じりで見られるが、最近ではきちんと区別して売られることも多い。もっとも区別して売られても、価格はアケボノと大差なく、安価で入手できる。飼育もアケボノ同様、人工餌に餌付きやすく飼いやすい。アケボノと混同されるせいか、スポットテールとしての飼育例はあまりみかけない。アケボノ同様、長期飼育しやすい種であるが、性格はおっとりしている印象がある。
種小名は斑点のある尾という意味で、本種の特徴から。英名も同様。
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コメント
田中宏幸 | URL | p6XL2UoU
確かに入荷が少ないので自然界でも少ないのでしょうね。
( 2010年06月22日 12:27 [Edit] )
雪風 | URL | cKg/74mY
ですね。アケボノのようにまとまって輸入されないですから、少ないのだと思います。
( 2010年06月23日 17:00 [Edit] )
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