2008年12月11日 09:56
■水温
生体を通販した際に、到着時の水温は気になるところである。
適正な水温で到着しているかどうかは、生体の生死にも直結することなので、アクアリストとしては大いに気になるところだろう。しかし適正水温といっても、生体によって水温の許容範囲は異なる。以下に生体ごとの通販到着時の許容水温を書き出してみよう。
・魚など
ヤッコやチョウチョウウオなど、普通の熱帯性の種類は、20~25℃の範囲で到着すれば、まず問題はない。近海産の魚や深場の魚については、18~20℃程度の低い水温でもOK。というか、むしろ低い方が良いといえるほど。エビなども魚に準じる。夏場の水温上昇は、魚種やパッキング方法によっても違いが出るが、普通は28℃を越えてなければ何とか大丈夫といえる。深場の魚は少々危ないが。
・サンゴ
これはSPSとLPS、またソフトコーラルでは許容範囲が少々異なる。SPSが最も許容範囲が狭く、19~25℃の範囲。特に深場ミドリイシは20℃以上の水温でないと、溶ける可能性が大きい。LPSは丈夫で、18℃~25℃の範囲なら全く問題ない。場合によっては16、17℃程度でも平気だ。ソフトは低水温に弱い種もあり、一応は18℃を下限とみておきたい。
なお、以上の適正水温はあくまでも目安のひとつ。
生体の種類によっては大きく違ってくることもあり、購入する生体が、どういう水温の場所に生息するかを知っておくと、到着時にあらぬ誤解をしなくて済むだろう。
■サイズ
入手しようとしている魚やサンゴのサイズも気になるところだ。丁寧なショップでは、それこそ魚やサンゴに定規を当てて、かなり正確に測っている。だが、単に目測で測ったサイズを掲載しているところも多い。目測は人によって随分と差があり、そこが問題となる。
魚の場合、表示サイズが「全長」なのか「体長」なのかで、かなり違ってくる。「全長」は尾ビレ先端まで含む長さで、「体長」は尾ビレを含まない長さである。こう書くと「全長」と「体長」では、かなり長さに違いが出ることがわかるだろう。サイズ表記に関する注意書きに何も無い場合は、「全長」なのか「体長」なのかを問い合わせてみるとよい。
サンゴの場合はどの部分を測ったら良いのかがイマイチ不明なため、S、M、Lといった表記になっていることも多い。LPSでは、膨らんでいない骨格のサイズでみるのが適当だろう。膨らんだ状態は、その水槽ごとに若干異なるし、あまりアテにはならない。ソフトの場合、特にウミキノコなどは縮んでいるときと、伸び上がったときではかなりの差がみられ、サイズ表記は難しい面がある。サンゴに関しては、正確なサイズを求めるのは少々難しいと言わざるをえないだろう。
■色合い
魚やサンゴの画像が掲載されている場合、色合いも気になる。特にサンゴは色みが勝負といってもいいほどなので、ここはかなり重要である。だがデジカメの性能や、ユーザー個々人が所有するディスプレイの種類、また撮影に使用した照明などによって、色合いは随分と左右される。実際よりも綺麗に見えたり、実物より悪く写ったりすることなどはよくあること。ことサンゴの色合いに関しては、あまり過度な期待を持たない方が安全といえる。
とはいっても、あからさまに画像を加工した感がある場合は、慎重になるべきだ。特に関東のボ○○○あたりは、加工した画像しか掲載してない要注意ショップのひとつである。
■画像
画像の個体がそのまま届くのか、あるいはサンプル画像であるのかも注意しなくてはいけない点である。画像の個体がそのまま販売されている場合は、それなりに参考になる。サンプルである場合は、その種類であることがわかる程度だ。こういった点にあまり注意しないまま購入すると、あとでトラブルになることも十分にある。通販する場合は、何にしてもよく見てから行ないたい。
■送料・梱包料
これも注意したい点。送料は宅配業者の表示そのままのところが多いが、通常より安くなっているところも。また、ある程度の金額以上だと送料無料となるケースもみられる。
梱包料は、ショップによってまちまち。かなり高めの設定がされている場合もあれば、基本無料といったところまで。ただし、梱包料を取るショップをボッタクリだと思うのは間違い。発泡箱だって、買えば高いのだ。不当に高くなければ良しとすべき。
生体を通販した際に、到着時の水温は気になるところである。
適正な水温で到着しているかどうかは、生体の生死にも直結することなので、アクアリストとしては大いに気になるところだろう。しかし適正水温といっても、生体によって水温の許容範囲は異なる。以下に生体ごとの通販到着時の許容水温を書き出してみよう。
・魚など
ヤッコやチョウチョウウオなど、普通の熱帯性の種類は、20~25℃の範囲で到着すれば、まず問題はない。近海産の魚や深場の魚については、18~20℃程度の低い水温でもOK。というか、むしろ低い方が良いといえるほど。エビなども魚に準じる。夏場の水温上昇は、魚種やパッキング方法によっても違いが出るが、普通は28℃を越えてなければ何とか大丈夫といえる。深場の魚は少々危ないが。
・サンゴ
これはSPSとLPS、またソフトコーラルでは許容範囲が少々異なる。SPSが最も許容範囲が狭く、19~25℃の範囲。特に深場ミドリイシは20℃以上の水温でないと、溶ける可能性が大きい。LPSは丈夫で、18℃~25℃の範囲なら全く問題ない。場合によっては16、17℃程度でも平気だ。ソフトは低水温に弱い種もあり、一応は18℃を下限とみておきたい。
なお、以上の適正水温はあくまでも目安のひとつ。
生体の種類によっては大きく違ってくることもあり、購入する生体が、どういう水温の場所に生息するかを知っておくと、到着時にあらぬ誤解をしなくて済むだろう。
■サイズ
入手しようとしている魚やサンゴのサイズも気になるところだ。丁寧なショップでは、それこそ魚やサンゴに定規を当てて、かなり正確に測っている。だが、単に目測で測ったサイズを掲載しているところも多い。目測は人によって随分と差があり、そこが問題となる。
魚の場合、表示サイズが「全長」なのか「体長」なのかで、かなり違ってくる。「全長」は尾ビレ先端まで含む長さで、「体長」は尾ビレを含まない長さである。こう書くと「全長」と「体長」では、かなり長さに違いが出ることがわかるだろう。サイズ表記に関する注意書きに何も無い場合は、「全長」なのか「体長」なのかを問い合わせてみるとよい。
サンゴの場合はどの部分を測ったら良いのかがイマイチ不明なため、S、M、Lといった表記になっていることも多い。LPSでは、膨らんでいない骨格のサイズでみるのが適当だろう。膨らんだ状態は、その水槽ごとに若干異なるし、あまりアテにはならない。ソフトの場合、特にウミキノコなどは縮んでいるときと、伸び上がったときではかなりの差がみられ、サイズ表記は難しい面がある。サンゴに関しては、正確なサイズを求めるのは少々難しいと言わざるをえないだろう。
■色合い
魚やサンゴの画像が掲載されている場合、色合いも気になる。特にサンゴは色みが勝負といってもいいほどなので、ここはかなり重要である。だがデジカメの性能や、ユーザー個々人が所有するディスプレイの種類、また撮影に使用した照明などによって、色合いは随分と左右される。実際よりも綺麗に見えたり、実物より悪く写ったりすることなどはよくあること。ことサンゴの色合いに関しては、あまり過度な期待を持たない方が安全といえる。
とはいっても、あからさまに画像を加工した感がある場合は、慎重になるべきだ。特に関東のボ○○○あたりは、加工した画像しか掲載してない要注意ショップのひとつである。
■画像
画像の個体がそのまま届くのか、あるいはサンプル画像であるのかも注意しなくてはいけない点である。画像の個体がそのまま販売されている場合は、それなりに参考になる。サンプルである場合は、その種類であることがわかる程度だ。こういった点にあまり注意しないまま購入すると、あとでトラブルになることも十分にある。通販する場合は、何にしてもよく見てから行ないたい。
■送料・梱包料
これも注意したい点。送料は宅配業者の表示そのままのところが多いが、通常より安くなっているところも。また、ある程度の金額以上だと送料無料となるケースもみられる。
梱包料は、ショップによってまちまち。かなり高めの設定がされている場合もあれば、基本無料といったところまで。ただし、梱包料を取るショップをボッタクリだと思うのは間違い。発泡箱だって、買えば高いのだ。不当に高くなければ良しとすべき。
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コメント
名無し | URL | -
やはり
ホラに近い名前は、ダテじゃないですね
( 2008年12月10日 19:06 )
ノッテマン | URL | -
ほほぉ・・・。
全長と体長はそういう違いなのですか~( ..)φメモメモ
梱包のことですが、一匹の魚に対してすごくでかい箱で、丁寧&海水の量も十分すぎるほど入っているところがありました。水温も発送時とほとんど変わらず、魚も元気で、そういったお店は梱包料が少々しても好感が持てますよね(^-^)というかそうやって送られてきた生体の方が長生きしやすい訳で、下手に激安通販店で買うより結局安上がりという事に最近やっと気づきました(汗)
( 2008年12月10日 22:08 )
雪風 | URL | cKg/74mY
■名無しさん
そうですね。
それにしても、あれでよく続けていられるのが不思議です。
アクア七不思議のひとつといっていいと思います。
■ノッテマンさん
きちんとしたショップで入手すれば、激安店で入手するよりも、結果として安上がりになるのですよ。特に魚に関しては、ですね。
( 2008年12月11日 14:51 [Edit] )
カール | URL | -
こん○○は、
以前ソメワケを探しているときに電話で問い合わせたところ、今1匹だけ居てサイズは6~8cmです、って言われたことがあります、もうバカバカしくなってお店には行きませんでした、通販での正確なサイズ表記は重要なところですよね、
( 2008年12月11日 15:12 )
名無し | URL | -
先日の名無しですが、私は関西ですが、知り合いの人が関東に行った時に、ホラのショップで買い物する予定でしたが、店員のあまりの質の悪さにトラブルになったみたいです・・
( 2008年12月12日 05:48 )
雪風 | URL | cKg/74mY
■カールさん
6センチと8センチでは、だいぶ違いますね。
しかも1匹だけなのに・・・(笑)。
サイズに関しては、いい加減なところも、まだまだあります。
■名無しさん
ネット価格と店頭価格が違う点が、トラブルの元でしょう。
さらに、人によって値段を変えてきますしね・・・。
( 2008年12月12日 17:27 [Edit] )
名無し | URL | -
こんばんはm(__)m
私も大阪のショップは沢山行ってますが、一見と常連の場合は、雲泥の差がありますね(^_^;)
これは、どことも同じですかね?
ネコン総帥御一行は、ヤドカリ屋のひ●いさんの案内で来られたア●●カやハー●ーで、何度か拝見させていただいています(^.^)
( 2008年12月12日 21:25 )
雪風 | URL | cKg/74mY
名無しさん
忘年会で返信遅れました(^^;
>私も大阪のショップは沢山行ってますが、一見と常連の場合は、雲泥の差がありますね(^_^;)
これは、どことも同じですかね?
どこも何かしらの差はあるでしょうね。やはり、いつも来る常連には何がしかの便宜を図る、というのは普通かと。ただし、他の客に反感を買うような優遇措置はどうかと思いますが。
>ネコン総帥御一行は、ヤドカリ屋のひ●いさんの案内で来られたア●●カやハー●ーで、何度か拝見させていただいています(^.^)
うは、見られてましたか(汗)。
まあ、あんな感じですので・・・(^^;
( 2008年12月15日 05:21 [Edit] )
名無し | URL | -
確かにお得意様には、ある程度の便宜は仕方ない事ですね(^_^;)
ただ他の客の前で、露骨にはヤメテ頂きたいですね(^_^;)
いつも辛口コメント楽しみにしています(^.^)私もショップを徘徊してますので、お会い出来ましたら、宜しくお願いいたしますm(__)m
観覧はさせて戴いていますから、また参加させて頂きたく思いますm(__)m
( 2008年12月15日 17:15 )
社長(塾頭)の観賞魚飼育日誌 | URL | -
あとからになり、すみません。ブログで記事紹介させていただきました。すばらしく為になりました。
( 2008年12月18日 18:05 )
雪風 | URL | cKg/74mY
社長(塾頭)の観賞魚飼育日誌さん
ブログの紹介、どうもありがとうございます。
参考になったようで、なによりです。
( 2008年12月19日 02:10 [Edit] )
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