2008年04月14日 23:25

10cmほどの個体。
学名:Sirembo jerdoni (Day, 1888)
和名:なし
英名:ブラウンバンデッド・カスクイール Brown-banded cusk-eel
全長12.5cm
インド洋~西部太平洋に分布
アシロ科の魚で、日本には近縁なウミドジョウ Sirembo imberbis が分布する。エラブタの下にヒゲ状のものがあるが、これはヒゲではなく、腹ビレが変化したものである。これをヒゲのように使い、餌を探すのに使っているようだ。アシロ科の魚の多くは深海性で、底引き網などで漁獲される。ところが本種は珍しく浅海性で、熱帯地域の浅場に生息する。最大でも15cm以下の小型種。底性小動物を主に食べていると思われる。
観賞魚としては、ごく稀に入荷する。生息域では特に稀な種ではないのだが、観賞魚採集業者があまり入らないような場所(サンゴ礁ではなく砂泥域など)に生息するために、稀にしか採集されないということのように思える。熱帯域の浅海性であるため、水温は25℃程度で問題ない。水槽内では岩の下の砂を掘って、住処にする様子が観察できる。餌はクリルや粒餌など、意外と何でも食べてくれるので飼育はしやすい。やや特殊な魚なので、単独飼育がベストだろう。
種小名は人物名。英名は特徴的な模様から。
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コメント
まるてぃん | URL | -
なんかゴンズイに似てますね。
この体形ちょっとトラウマだったり。苦笑
( 2008年04月16日 12:35 )
松井 | URL | -
ウミドジョウすら、初めて聞くんですが。
( 2008年04月16日 21:02 )
雪風 | URL | cKg/74mY
■まるてぃんさん
確かにゴンズイに似てますね(笑)。
分類は全く異なるんですが。
■松井はん
ほとんどが深海魚ですから、馴染みはないでしょう。この類いで最も馴染みがあると思われるのは、イタチウオぐらいでしょうかね。
( 2008年04月16日 21:54 [Edit] )
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