2007年12月17日 19:10

オス個体(photo/J.E.Randall)

メス個体(photo/J.E.Randall)
学名:Genicanthus spinus Randall, 1975
和名:なし
英名:ピトケアン・エンゼルフィッシュ Pitcairn angelfish
全長35cm
クック諸島、ピトケアン諸島に分布
南太平洋の一部の島々にしか生息しない稀種。ゲニカントゥスの中では大型種である。オス、メス共に基調色は淡いブルーで、オスは体側にバンド模様が入るのが特徴。メスは画像の通り、何も模様は持たない。水深30~60mの範囲に生息。詳しい生態は不明だが、他のゲニカントゥス属に準じるものと思われる。
過去に入荷したことはあるが、今後入荷することはまず無いと思われる。サイズが大型であるため、かなり大きな水槽でないと飼いこなすのは難しい。以前入荷したものは、200リッターほどの水槽で状態良く飼育されていたが、これは珍しい例と言えるだろう。
種小名は「小さいトゲ」の意。どのトゲを指しているのかは不明。英名は生息地から。
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コメント
まこと | URL | -
はじまして雪風さん。いつも楽しく拝見しています。ピトケインエンゼルですが90センチ水槽で6年ほど飼育できました。これは大型個体にもかかわらず奇跡的な入荷状態の良さと、その後のショップの適切なケアの賜物だと思います。ちなみに雄が★になった翌日にメスも後を追うように★になりました。これまで飼育した魚種の中で一番思い出深い魚です。
ゲニカンってまだまだ新種が出てきそうですね?
( 2007年12月19日 00:33 )
雪風 | URL | cKg/74mY
まことさん、いらっしゃいませ。
お噂はかねがね・・・。
大型ゲニカントゥスを5年以上飼育されたのは素晴らしいです。非常に着状態が良かった点もさることながら、適切なケアの賜物であろうと思います。
ゲニカンは最近も新種が確認されているようですし、調査すればまだまだ出てきそうですね。
( 2007年12月19日 16:26 [Edit] )
まこと | URL | -
目にする機会は無いと思いますが、どんな色彩しているのか想像するだけで、ワクワクします。でも深場だったら案外地味だったりするんですよね。
ゲニカン大好きの私としては、ベルス、マスクドエンゼル以外の種類は知名度、人気が低い気がするのが、寂しいですね。
( 2007年12月20日 00:02 )
雪風 | URL | cKg/74mY
>でも深場だったら案外地味だったりするんですよね。
いやいや、マスクドのような魅力的な種類がいるかもしれませんよ。そういったことを想像するのも楽しいものです。
ゲニカンは、確かに不人気ですね。いい魚たちなんですが。こういったヤッコを状態良く飼う人が多く出てくると、かなり面白いんですけどねぇ。現実は・・・・です(悲)。
( 2007年12月20日 12:06 [Edit] )
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