2007年09月21日 22:44

(photo/J.E.Randall)

(photo/J.E.Randall)
学名:Centropyge flavipectoralis Randall & Klausewitz, 1977
和名:なし
英名:イエローフィン・エンゼルフィッシュ Yellowfin angelfish
全長10cm
モルジブ、スリランカ周辺に分布
黒褐色の体色に、胸ビレだけが鮮やかな黄色に彩られる小型ヤッコ。体色をよく見てみると、体側にはいくつかのバンド模様があることがわかる。成熟したオスは、体が深みのあるメタリックブルーの輝きに覆われる。水深3~20mの範囲でよくみられ、あまり深い場所にはいない。分布域は狭いが、分布域内では生息数が多く、普通種である。付着生物や藻類、サンゴのポリプなどを食べる。
モルジブ便で入荷する小型ヤッコ。地味めの体色からか、他の小型ヤッコに比べるとあまり人気のある魚ではない。しかし、成熟したオス個体は意外なほどの美しさをみせてくれる。飼育はやや難しく、餌付けに少々手こずることもある。特に大きな個体になるほど、餌付きにくい。良い個体を得るのも少し難しい。どちらかというと、玄人(苦労人とも言う)が好むヤッコと言えるかもしれない。ハードコーラルのポリプや共肉を食べるため、それらのサンゴが収容された水槽には向かない。ソフトコーラル中心のリーフタンク向きだ。
種小名は「黄色い胸ビレ」の意。英名も同様。どちらも本種の特徴を表している。
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コメント
toshi-14 | URL | ODiuZLVs
本当に真っ黒ですね☆
飼ってみたいのですがポリプ食なので断念したいと思います(汗)
( 2007年09月23日 03:15 [Edit] )
パソニファ | URL | TY.N/4k.
これは普段は売れる魚ではないようですが、二箇所で完売。。。ピンと来たら即注できる飼い主さんは、どんな水槽キャパと検疫水槽なのでしょう(かなり驚き)。
うちは腐った水槽?で、原虫や病原菌が常在で、それをオゾナイザーで抑えているので、外から魚が来ることによる問題は少ない方のはずですが、それでも新しいのを入れるときはいつもびくびくです(友引みたいになることもあります)。ましてナチュラルだと、ぽいぽい入れると大変なことになる。
既出かもしれませんが、検疫するか、するなら何日か、について機会があれば是非おねがいいたします。
( 2007年09月23日 13:24 [Edit] )
hiro | URL | -
初めましてhiroと言います。いつも楽しく拝見させていただいてます。
以前からイエローフィンの飼育に興味があり、成熟したオスの体色をみてみたいと思っていました。
質問なのですがメタリックブルーの体色が現れるのはオスだけですか?またオス、メスの見分けかたはありますか?
( 2007年09月23日 20:00 )
雪風 | URL | cKg/74mY
■toshi-14さん
ケントロピーゲ亜属は、どの種もリーフタンクに余り向いていませんね。「ケントロピーゲ亜属」が分からない場合は、少し調べて見て下さいね。
■パソニファさん
普通、あまり売れる魚ではないのですが、何故か速攻で売れることがありますね。不思議です。
トリートメント期間については、折りをみて触れてみましょう。
■hiroさん
いらっしゃいませ。
ブルーの色合いが出るのはオスだけですね。オスはブルーの色彩で見分けられますが、これはある程度大きな個体でないとわかりづらいです。色彩以外では、メスに比べて背ビレ、尻ビレの後端が伸びます。
飼育は容易とは言えないものの、良い個体さえ入手できれば、難しくはありませんよ。オスの性徴が出た個体はたいがい大きく、水槽環境に順応させるのが厄介です。飼育するなら、5~6cm程度の個体をおすすめします。
( 2007年09月24日 03:13 [Edit] )
toshi-14 | URL | JBRvEMGc
分かりました☆
勉強してみたいと思います
( 2007年09月24日 05:11 [Edit] )
hiro | URL | -
個体選びが大変そうですね!気長に良い個体に出会うのを待ってみます。
とても参考になりました。ありがとうございます(__)
( 2007年09月24日 12:28 )
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