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ルリヤッコ

2007年07月09日 14:18

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フィリピン産(photo/J.E.Randall)

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マーシャル産(photo/J.E.Randall)

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オーストラリア産(photo/J.E.Randall)

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フレンチ・ポリネシア産(photo/J.E.Randall)

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タヒチ産(photo/J.E.Randall)

学名:Centropyge bispinosa (Günther, 1860)
和名:ルリヤッコ
英名:コーラル・ビューティー Coral Beauty
全長:10cm
インド洋~中・西部太平洋に広く分布 (ただし、ハワイと紅海にはいない)

インド洋~太平洋の熱帯域に広く分布する小型ヤッコ。深い瑠璃色の体色が特徴だが、生息域や個体によってバリエーションがある。青の濃いものや、赤の強いもの、あるいは白っぽいものまでさまざま。水深5~20mの範囲でよくみられ、岩肌やサンゴの間をぬうようにして泳ぐ。藻類や付着生物を食べる。

観賞魚としてポピュラーな種で、東南アジア地域からは盛んに輸入される。入荷地域によって価格にバラつきがみられるが、高くてもせいぜい5000円程度(変異個体や交雑個体は高価だが)であり、基本的に安価で入手しやすいヤッコだ。通常入荷するのは、多くが5~7cmほどの個体だが、稀に10cmを超えるような大型の個体もみられる。入荷状態は比較的良好なことが多く、餌付きも良いため飼育しやすい。ただ、さすがに大きな個体は餌付きが悪いことがあるため、大きめの個体を入手する場合は注意したい。まともな状態の水槽に収容すれば、飼育面で特に気にするようなこともない。性格はヤッコにしては比較的協調性のある方で、混泳もさせやすい。状態の良いサンゴ水槽で飼育していると、体色も濃くなり、かなりの美しさを発揮する。単なるポピュラー種と馬鹿にしてはいけない。

本種は色彩変異が多く、入荷するものの中にも、かなりのバリエーションがみられる。そのため、自分好みの個体を探す楽しみもある。入荷量が多いので、焦らずに気に入った個体を探すのがいい。変異個体の中には、フレーム・エンゼルのような真っ赤になったものもみられる。ただし、あまりに突飛な変異個体は、飼育中に色彩が普通の個体のように戻ってしまうことがある。また色彩変異とは別に、アカハラヤッコやフレームエンゼルとの交雑個体も稀に入荷する。

種小名は「2つのトゲ」という意味。エラブタのトゲに由来している。和名は瑠璃色の体色から。英名は美しい体色にちなんだもの。
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コメント

  1. あやの | URL | -

    わ! ルリだー!

    私は ルリヤッコは好きで。
    お腹の部分まで 青みが強いのが 好きです。
    海水魚飼育している中で 水槽に居なかった事は ありません。

    ☆今は いないですが。
    また。飼育したいです☆

  2. 雪風 | URL | cKg/74mY

    あやのさん

    ルリヤッコは、安価で綺麗で飼い易い、三拍子揃った良魚です。また気に入った個体を入手して飼育してみて下さい。

  3. めぐめぐ | URL | ziwa4Zsw

    ルリヤッコ好きな一人でし。

    この魚の良さを多くの方に分かって欲しいですねぇ。

  4. 雪風 | URL | cKg/74mY

    めぐ氏

    広島では楽しかったらしいねぇ(笑)。
    うんうん。

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