キサンゴの世界

2007年06月03日 00:38

ベルリン・システムが普及してからというもの、サンゴ水槽といえばミドリイシを筆頭としたSPS軍団が幅を利かせている。その他にナガレハナやオオバナなどのLPS、ウミキノコやウミアザミといったソフトコーラルが続く。ほぼ好日性サンゴ全盛といえるだろう。そんな中、陰日性サンゴの主役だったキサンゴ類は、今や忘れ去られたような存在になっている。以前は空前の人気を博したウチウラタコアシサンゴでさえ、売れないサンゴの仲間入りをしてしまった。

キサンゴ類が敬遠される理由としては、まず触手が開かなければ、ただの赤やオレンジの塊に過ぎず、何ら面白みが無い点だろう。そして、触手を開かせるのに手間がかかること。餌やりの面倒くささも、根気の無い人や飽きっぽい人には耐えられないものだ。餌を頻繁に与えるために水質低下が早いので、水換え頻度も上がり、メンテナンスの手間も増える。

レイアウト面でも、少々問題がある。触手が十分に開けば美しいが、あまりにも派手な色彩のため、好日性サンゴと組み合わせではバランスが取りづらい。照明が点灯している間はあまり開かないというのもネック。普通の好日性サンゴに比べて、配置に気を使わないといけない。

キサンゴの飼育はミドリイシに比べて、非常に面倒なことこの上ないが、触手を開いた際の美しさはかなり捨て難いものがある。

hanatate.jpg
ハナタテサンゴ
最も触手を開かせやすいキサンゴ。非常に丈夫。
しかし、余りに餌を与え過ぎると状態を崩す。

ooeda.jpg
オオエダキサンゴ(エダイボヤギ)
これも開かせやすい。画像はまだ七分咲き。

oohana.jpg
オオエダ(手前)とハナタテ(奥)
手前のオオエダはまだ小さい群体で、ハナタテのように見える。

nagaibo-1.jpg
ナガイボヤギ
クリルの匂いで開いてきたところ。

nagaibo-2.jpg
ナガイボヤギ
触手が開いたところ。給餌しやすい状態。

jujiki-1.jpg
エントウキサンゴ
ジュウジキサンゴとよく似ている。
触手を大きく開いた状態。撮影時間は午後11時半。

jujiki-2.jpg
ジュウジキサンゴ
やっと触手を開いてくれた。
1カ所でも開けば、そこに給餌し続けることによって、他の場所のポリプも開いてくる。
この撮影から4日後、他に2カ所開くようになった。

shirobana.jpg
シロバナキサンゴと呼ばれる種。
触手はかなり開きにくい。難しいタイプのキサンゴ。
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コメント

  1. 瀧音 | URL | lHI8H0U6

     陰日性サンゴってすっごく綺麗
    ですよね、大阪には陰日(大好き)のママがおります。blogの写真や、直接拝見するとその素敵なサンゴにほんとうに魅了されます。

  2. さくらママ | URL | u2lyCPR2

    おはようございます♪

    毎日かかさず読ませて頂いておりました♪
    今日は私の大好きなキサンゴがいっぱい載せてくださっていたので思わずコメントしてます(*^_^*)
    ホント綺麗ですよね♪
    瀧音さんの言う陰日大好きなさくらママでした♪

  3. てっちゃん | URL | cClnS496

    闇水槽

    いやはや、某ママ氏にのせられて
    何故か私も闇水槽にハマってました(Y)ムギュ!

  4. 雪風 | URL | cKg/74mY

    ■瀧音さん
    陰日性サンゴはポリプを咲かせるのが手間ですが、苦労に見合った美しい状態を見ることができるのが良いのです。

    ■さくらママさん
    そちらのキサンゴもよく開いておりますね。イボヤギなど、実に綺麗に咲いているではないですか。陰日好きなアクアリストは貴重ですよ。

    ■てっちゃん殿
    闇水槽は危険な香りがしますよ(笑)。

  5. さくらママ | URL | u2lyCPR2

    ありがとうございます!

    貴重ですか♪がんばります(*^_^*)
    シロバナキサンゴって初めて見ました♪すごいですね♪
    難しいキサンゴちゃんもポリプフサフサだなんてさすが雪風さんですね(*^_^*)
    また素敵な陰日アップされるのをウキウキして楽しみにしてますね♪

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