2007年05月14日 02:02

オス(photo/J.E.Randall)

メス(photo/J.E.Randall)
学名:Coris hewetti Randall, 1999
和名:なし
英名:不明
全長:約15cm
マルケサス諸島のみに分布
マルケサス・コリス同様、本種もマルケサス諸島の固有種。最大でも20cmに満たない種で、Coris属としては小型である。メスは至って地味だが、オスは背ビレと尻ビレが大きくなり、体色も美しくなる。大きなヒレを広げてメスに対してディスプレイし、瞬時に体色を変えることができる。まるでクジャクベラのような行動をみせるが、Coris属でこのようなディスプレイをする種は他にいない。かなり変わった種だといえるだろう。浅瀬から40mまでの幅広い水深でみられ、群れで生活する。
観賞魚としての入荷はまだないが、オスは非常に魅力的で、観賞魚としての資質を十分に備えている。水槽内でディスプレイを観察してみたいベラであるが、輸入される可能性は極めて低い。
種小名は人物名。英名は不明。「フラッシング・コリス」は、当ブログで便宜上付けた名称で、何ら正式なものではない。
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コメント
HTanaka | URL | p6XL2UoU
青く光る魚
この魚は一度飼ってみたい種類です。でも遠隔地なので難しいでしょう。
雄は全身が青く光るのですね。最初に見たダイヴァーはイトヒキベラの仲間だと確信したそうです。
( 2007年05月23日 13:24 [Edit] )
雪風 | URL | cKg/74mY
飼ってはみたいですが、まず商業ルートにはならないでしょうね。マルケサスのフレーム・エンゼルのバリエーションなんかも見てみたいのですが。
>最初に見たダイヴァーはイトヒキベラの仲間だと確信したそうです。
行動からしてイトヒキベラのようですからね。間違うのも無理ないかと思います。
( 2007年05月24日 01:56 [Edit] )
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