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トリートメント・タンク

2007年04月10日 02:59

トリートメント・タンクとは何をする水槽だろうか?
最近のアクアリストで、その用途と、どのようなシステムが良いのかを正確に言える人は少ないだろう。ネットを巡回していると、見当違いのトリートメントをしている人をよく見かける。最近はリーフ・タンクがメインになってきているので、トリートメント・タンクの意味を知らない人が多いのも無理からぬことなのかもしれないが・・・。しかし、トリートメント・タンクについての知識は、リーフ・タンクを持つアクアリストにとっても、有用なはずである。

■検疫が目的
トリートメント・タンクは、日本語で言えば検疫水槽となる。
まず重要な用途のひとつである「検疫」について。
検疫とは文字通りで、新しく入手した魚が病気持ちでないかどうかの確認である。期間は平均一ヶ月ほどで、期間内に病気が発生した場合は、完治して再発が無いことが確認されるまで期間が延長される。病気になって治療の甲斐なく死亡する魚は、必ずトリートメント・タンク内で死亡させることが重要。トリートメント・タンク内で治癒しないからといって、状態の良いメイン・タンクに入れて自然治癒を期待する人がいるが、それは全くトリートメント・タンクの意味が分かっていない人である。病気の持ち込みを防ぐためのトリートメントなのに、病気の魚をポチャ入れしてはまるで意味無しだ。

ここまで述べて分かったと思うが、トリートメント・タンクとは、メイン・タンクとは繋がっていない、「独立した水槽」である。メイン・タンクに設置する隔離ケースや、メインと繋がっているリフジウムは、トリートメント・タンクとは呼ばない。それらはあくまでも「隔離ケース」と「リフジウム」である。

検疫と同時に、餌付けに不安のある魚は、トリートメント・タンクにてしっかりと餌付けを行う。トリートメント・タンクは簡素(どうでも良いという意味ではない)で掃除・水換えがしやすいものであるので、アサリなどの生餌もメイン・タンクに比べて使いやすい。しっかりと餌付けを行い、人工餌に餌付け、よく太らせてからメイン・タンクに導入すれば失敗も少ない(混泳の問題は、トリートメントとはまた別)。

メイン・タンクに新規の魚を導入するためのトリートメントだが、逆にメイン・タンクで病気が出て治療が必要(メインが薬の使用できないリーフ・タンクの場合とか)になったり、ケンカが起きてやられてしまった個体を養生させるのにも使用する。

■トリートメント・タンクのシステム
水槽サイズは、45cmまたは60cm規格水槽が標準。これより水槽サイズが大きくてもいいが、スペースが必要だし、水換えなどのメンテナンスの手間がかかるため、あまりおすすめはしない。60cm水槽までなら、水換えも短時間で済む。

フィルターは、底面フィルターや上部フィルター、外部フィルターなど。濾過能力が十分にあり、自分がメンテナンスしやすいと思うスタイルを選べばよい。アクセサリーは、飾りサンゴやタコツボなど。病気治療で薬品を投与する関係上、ライブロックの使用はNG(当然)。照明は蛍光灯が一本あれば十分。

トリートメント・タンクを使用していない期間も、水槽はずっと回しておく必要がある。濾過バクテリアの維持のため、何らかの生体を入れておく必要があるが、デバスズメが丈夫さや性格的にみても無難で良い。デバスズメを入れて濾過バクテリアを増殖させ、トリートメント・タンクを立ち上げて、常時使用できる体勢を整えておくことが大切。

■トリートメントが終了したら
トーリートメント・タンクの全換水を行い、フィルターも掃除して再セットし、またいつでも使えるようにしておく。デバスズメを飼育しておき、濾過バクテリアを維持する。新規に魚を買ったときにセットしていたのでは、濾過バクテリアが無いので安定したトリートメント・タンクにならない(一番駄目なやり方)。

■トリートメント・タンクの難点
いつのまにか飼育水槽になっていることが多い点(笑)。
周辺機器などの装備をあまり充実させないことで、飼育水槽化をある程度防ぐことはできる。

以上、メイン・タンクに病気を持ち込みたくない人は、トリートメント・タンクを有効に活用することをおすすめする。
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コメント

  1. めぐめぐ | URL | ziwa4Zsw

    餌付けや治療が終わってからも、水をまわし続けているうちに、寂しくなってつい魚を入れちゃう。
    で、結局飼育水槽が増えていく・・・。
    独身の時は、まさにそんな感じでした(笑)

  2. 雪風 | URL | cKg/74mY

    トリートメント・タンクということを「意識」しないと、飼育水槽になりがちですな。

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