カリビアンロングスナウト・バタフライフィッシュ

2007年03月29日 18:51

20070329145727.jpg
(photo/J.E.Randall)
参考画像
http://www.geoffschultz.org/2005_Sailing/Reef_Fish/imagepages/image12.htm
http://www.sharkriders.com/StLuciaPics06/zoom/22.jpg
http://www.meerwasser-lexikon.de/eng/8/439/Prognathodes/aculeatus.htm

学名:Prognathodes aculeatus (Poey, 1860)
和名:なし
英名:ロングスナウト・バタフライフィッシュ Longsnout butterflyfish
全長:10cm
カリブ海に分布

カリブ海に生息する小型のチョウチョウウオ。Prognathodes属はやや深い場所に生息するものがほとんどだが、本種だけは背の立つような浅瀬でも見られる。もちろん深場でも見られ、水深140mからの記録がある。最も多くみられる水深帯は、20~30m付近。長い吻を使い、小型甲殻類やゴカイ類などの小生物を主に捕食する。この他、自然下ではブラックコーラル(宝石サンゴの一種)のポリプをよく食べる。

Prognathodes属のチョウチョウウオは、深場に生息しているために採集に手間がかかり、また遠隔地での採集になることも多く、価格はかなり高い。その中にあって、本種は比較的リーズナブルな価格で入手できる。しかし、最も安い種は飼育が簡単かというと、必ずしもそんなことはないのが海水魚飼育の不思議なところ。本種はPrognathodes属の中では、最も長期飼育の難しい種なのである。まずあまり良い状態で到着しないことと、餌付きがよくないことが難易度UPの理由。状態の見極めは非常に重要で、当然のことながら病気の個体、吻に傷のあるもの、痩せているものは絶対に避ける。これは本種だけでなく、全てのチョウチョウウオに共通の項目だ。泳ぎはゆったりとしているものがよく、水槽内をせわしなく泳ぐ個体(初心者は元気な個体と勘違いすることが多い)、逆に目に動きがなく、ぼーっとしている個体はあまりおすすめできない。

餌付けは甲殻類(エビ系)の冷凍餌などから始めるのが一般的だが、ショップで餌付いている個体が入手できれば、それにこしたことはない。何回か与えても冷凍餌に反応がみられない場合は、生きたイサザアミや釣り餌に使う柔らかいジャリメあたりを使ってみる。生き餌にも反応しない個体は望み無し。ほぼ死を待つばかりとなるが、いつか食べ始めるかもしれないので、最後まであきらめずに餌付けは続けてみよう。餌付いて人工餌にまでもっていければ安心。混泳は無理をせず、あまりヤッコなどと一緒には泳がせない方が無難。目に見えないストレスが溜まりやすい。水温は22~24℃がベスト。あまり高い水温では、病気がちになることがある。かなり上級者向けのチョウチョウウオと言えるだろう。

種小名は「刺すような」という意味で、尖った吻に由来している。英名も長い吻から付けられている。
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