2007年03月02日 01:43
海水魚を飼育するなら、図鑑の一冊ぐらいは最低限持っておきたい。趣味において「資料」とはかなり重要なものである。これは海水魚に限らず、模型、写真、絵画などなど、多くの趣味で資料は必要不可欠といえる。趣味をやるなら、資料の充実は避けて通れない。
自分が飼育している、あるいは飼育しようと思っている魚がどこに生息するのか、どういった環境を好むのか、そういった事を調べるのに資料は大変役に立つ。人に聞いてばかりでは身にならない。自分で調べてこそ意味があるというもの。
ネット社会の現在では、ネット検索も相当に便利だ。しかし情報の真贋が判断しづらい面がある。そんなときに図鑑等の資料が充実していれば、判断もしやすくなる。以下に紹介する図鑑は、このぐらいは最低持っていていいだろう、というものを揃えてみた。

日本の海水魚(山と渓谷社)
一般書店で入手できる図鑑としてはベストのもの。写真が綺麗で、点数も多い。解説も詳しくて非常に役に立つ。持っていて損の無い一冊。最低でも、この図鑑ぐらいは揃えておきたい。

日本のハゼ(平凡社)
ハゼ好きにはたまらない、ハゼ図鑑としては決定版といえるもの。
特に写真が綺麗なのが非常に良い。共生ハゼの項ではテッポウエビの写真も多く、共生の組み合わせの参考になる。未記載種も数多く収録されている。

海の甲殻類(文一総合出版)
エビ・カニ ガイドブック1&2(阪急コミュニケーションズ)
一般書店で入手できる甲殻類図鑑として、いずれもおすすめ。甲殻類好きなアクアリストならば、手元に置いておきたい図鑑だ。どの図鑑も詳しいが、ヤドカリに関しては掲載種がやや物足りない。ヤドカリ図鑑の決定版が欲しいところ。

TMC社の各種図鑑
画像のヤッコ、チョウチョウウオ、ベラ図鑑の他、ハギ、ヨウジウオ&タツノオトシゴ、ハナダイの各図鑑がある。図鑑によっては、掲載種の学名にいささか疑問を感じるものもあるが、概ね良い図鑑だといえる。この中で、特にヤッコ図鑑はおすすめの一冊。これは持っておきたい。解説は英文。

World Atlas of Marine Fishes(IKAN)
膨大な量の種が掲載されている大図鑑。学名の間違いがみられるが、写真は綺麗でカラーバリエーションの掲載も多く、持っていて損の無い図鑑。これで種ごとに英名が付いていれば非常に良かったのだが。英文。

New World/ Odysseyのサンゴ礁魚類図鑑
西部太平洋に生息する魚種を網羅している。観賞魚は西部太平洋域からの入荷が多く、輸入される多くの魚について調べることができる。解説は短いが、魚種ごとに特徴のある種は識別点を矢印で指し示していて親切。おすすめの一冊。英文。

スコット・マイケルの好著
これは他の図鑑と異なり、飼育図鑑である。グループごとや、種別の解説では飼育の注意点などが詳しく述べられている。日本の飼育スタイルに合わない部分もあるが、飼育の項目については大いに参考になる。アクアリストならば是非持っておきたい一冊。洋書なので解説は当然、英文。
以上のうち、日本語のものは大型書店で入手可能で、洋書については Amazon.com にて取り扱いがある。
自分が飼育している、あるいは飼育しようと思っている魚がどこに生息するのか、どういった環境を好むのか、そういった事を調べるのに資料は大変役に立つ。人に聞いてばかりでは身にならない。自分で調べてこそ意味があるというもの。
ネット社会の現在では、ネット検索も相当に便利だ。しかし情報の真贋が判断しづらい面がある。そんなときに図鑑等の資料が充実していれば、判断もしやすくなる。以下に紹介する図鑑は、このぐらいは最低持っていていいだろう、というものを揃えてみた。

日本の海水魚(山と渓谷社)
一般書店で入手できる図鑑としてはベストのもの。写真が綺麗で、点数も多い。解説も詳しくて非常に役に立つ。持っていて損の無い一冊。最低でも、この図鑑ぐらいは揃えておきたい。

日本のハゼ(平凡社)
ハゼ好きにはたまらない、ハゼ図鑑としては決定版といえるもの。
特に写真が綺麗なのが非常に良い。共生ハゼの項ではテッポウエビの写真も多く、共生の組み合わせの参考になる。未記載種も数多く収録されている。

海の甲殻類(文一総合出版)
エビ・カニ ガイドブック1&2(阪急コミュニケーションズ)
一般書店で入手できる甲殻類図鑑として、いずれもおすすめ。甲殻類好きなアクアリストならば、手元に置いておきたい図鑑だ。どの図鑑も詳しいが、ヤドカリに関しては掲載種がやや物足りない。ヤドカリ図鑑の決定版が欲しいところ。

TMC社の各種図鑑
画像のヤッコ、チョウチョウウオ、ベラ図鑑の他、ハギ、ヨウジウオ&タツノオトシゴ、ハナダイの各図鑑がある。図鑑によっては、掲載種の学名にいささか疑問を感じるものもあるが、概ね良い図鑑だといえる。この中で、特にヤッコ図鑑はおすすめの一冊。これは持っておきたい。解説は英文。

World Atlas of Marine Fishes(IKAN)
膨大な量の種が掲載されている大図鑑。学名の間違いがみられるが、写真は綺麗でカラーバリエーションの掲載も多く、持っていて損の無い図鑑。これで種ごとに英名が付いていれば非常に良かったのだが。英文。

New World/ Odysseyのサンゴ礁魚類図鑑
西部太平洋に生息する魚種を網羅している。観賞魚は西部太平洋域からの入荷が多く、輸入される多くの魚について調べることができる。解説は短いが、魚種ごとに特徴のある種は識別点を矢印で指し示していて親切。おすすめの一冊。英文。

スコット・マイケルの好著
これは他の図鑑と異なり、飼育図鑑である。グループごとや、種別の解説では飼育の注意点などが詳しく述べられている。日本の飼育スタイルに合わない部分もあるが、飼育の項目については大いに参考になる。アクアリストならば是非持っておきたい一冊。洋書なので解説は当然、英文。
以上のうち、日本語のものは大型書店で入手可能で、洋書については Amazon.com にて取り扱いがある。
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コメント
たく | URL | HfMzn2gY
(^o^)v
図鑑大好きです。
いろいろと揃えたいので、参考になります。
図鑑とは違うのですが、
S&S誌を取り寄せたりしているのですが、お薦めのNo,とかありましたら教えてください。
( 2007年03月02日 09:29 [Edit] )
ソラ | URL | -
まずは「日本の海水魚」を注文してみました。
TMCのベラ図鑑が気になるので、次はこれにしようと思います。
( 2007年03月02日 22:12 )
雪風 | URL | cKg/74mY
■たくさん
S&Sでおすすめですか?
うーん・・・・個人的にはリニューアル前、25号以前がおすすめですかね。内容がフザケ過ぎてます(笑)。
■ソラさん
早速、注文しましたか。
TMCの図鑑は、どれも良いですよ。
ベラ図鑑は、イトヒキベラが充実しています。
( 2007年03月03日 02:08 [Edit] )
ソラ | URL | -
日本の海水魚
今、届きました。
パラパラと軽く見ました。
>この図鑑ぐらいは揃えておきたい。
納得です。
良い資料を入手しました。嬉しいです♪
( 2007年03月03日 20:13 )
H小屋 | URL | 6XGrrLw2
トラバ断られた ( /_ _)/
パクリが、あかんかったんか・・・
( 2007年03月03日 21:59 [Edit] )
雪風 | URL | cKg/74mY
■ソラさん
早いですね(笑)。
良い本でしょう。紹介した甲斐があったというものです。
■H小屋どの
パクリ・・・・・(笑)。
( 2007年03月04日 01:12 [Edit] )
たく | URL | nLnvUwLc
雪風さん、
25号以前>1~9はなかなか入手困難な気がしますが、集めてみようと思います。かなりS&Sにハマッてます。
図鑑も、集めていきたいです。
( 2007年03月04日 16:19 [Edit] )
雪風 | URL | cKg/74mY
たくさん
まぁ、ぼちぼち集めていって下さいませ。
( 2007年03月04日 23:01 [Edit] )
やまたけ | URL | -
TMC
TMCのヤッコ図鑑をオーダーしました。アマゾンは米国でも日本でも新品は取り扱ってなかったので、アマゾンのマーケットプレースで買いました。
以前Tetsuoさんに薦められて、スコットマイケルの写真の本を買いました。タイトルがヤッコと蝶なのに他の魚のことも結構書いてあって、最初はちょっとと思ったのですが、読んでみると好きなヤッコであるニシキや気になっているクイーンについてかなり詳しく書いてあり、とっても参考になります。写真も綺麗で数が多く、見ているだけでも楽しいですね。
( 2007年03月06日 16:43 )
雪風 | URL | cKg/74mY
やまたけさん、ども。
スコット・マイケルの本は、かなり良いですよね。日本語訳が出たら、結構売れるかもしれません。
( 2007年03月07日 02:41 [Edit] )
久遠寺 ユウキたん | URL | -
揃えておきたい資料(魚・甲殻類編)
今更ですが雪さんどうも。
個人的にお勧めなのは総合的に載ってる山渓社の海辺の生き物、サンゴ礁の
生き物の二冊でしょうか。
これを揃えておけば大概の種類は網羅
されていますしダイビングや磯採集なと゛でも対応できますね。後ライブロックよくワカラン生き物が出たなんてときにも載っているかもしれません。
(大概はあまりいいものはでてきませんが・・(^^;;。)
後は最近二冊に分冊された貝類図鑑
とヒトデガイドブックでしょうか。
でもこれはよっぽどのマニアでないと必要ないかもしれませんね(^-^;)。
( 2007年03月12日 23:48 )
雪風 | URL | cKg/74mY
久遠寺どの、ども。
>個人的にお勧めなのは総合的に載ってる山渓社の海辺の生き物、サンゴ礁の
生き物の二冊でしょうか。
無脊椎系では、良いハンドブックですね。
>後は最近二冊に分冊された貝類図鑑とヒトデガイドブックでしょうか。
これはかなりマニアックですね(笑)。
( 2007年03月13日 21:20 [Edit] )
あやの | URL | -
雪風さん。こんにちわ。
「DSB」についての。
くわしく書かれてる専門書や、本を知っていますか?
自分が、今やっているシステムで、自分自身で把握したいのです。
人に聞いてばかりでは、なく...。
日本の本には、ほぼ記載されてないですよね?
HPでも「DSB」については、飼育経過の、くわしい事は掲載されてません。
...やはり洋書に、なってしまいますか?
まず。洋書だとしても。
分かるような書物は ありますか?
知っていたら、教えて頂けますか?
いつも。聞いてばかりで。
すみません。
( 2007年05月08日 18:21 )
雪風 | URL | cKg/74mY
あやのさん
>「DSB」についての。
>くわしく書かれてる専門書や、本を知っていますか?
日本の海水魚専門誌Salt&Sea41号、42号にDSBについての記述があります(特に42号に詳しく)。現在、同専門誌は廃刊となっておりますが、探せば十分に入手可能でしょう。
( 2007年05月11日 17:51 [Edit] )
あやの | URL | -
雪風さん。
了解いたしました☆
有難うございました。
( 2007年05月11日 23:04 )
| |
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( 2007年05月16日 22:25 )
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