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ハイフィン・パーチレット

2007年02月21日 03:24

pl-inermis-1.jpg
(photo/J.E.Randall)

pl-inermis-2.jpg
(photo/J.E.Randall)

学名:Plectranthias inermis Randall, 1980
和名:なし
英名:ハイフィン・パーチレット Highfin Perchlet
全長:4.5cm
インド洋~西部太平洋に分布

小型のイズハナダイ属の一種。第一背ビレの第三棘条が伸長し、白色になるのが特徴。本属にしては生息水深は浅く、 15m前後でも普通にみられ、深くても65mほど。サンゴ礁斜面を主な生活の場としている。小型ハゼや他の魚の仔魚、小型甲殻類などを好んで捕食する。

観賞魚としてコンスタントに入荷し「チゴハナダイ」の名で流通する。しかし本物のチゴハナダイ Plectranthias altipinnatus とは別種。アクアリウムの世界でのみ通用するトレーディングネームである。以前は高価だったが、多く輸入されるようになって価格が落ち、それと同時に状態も以前ほどよくはなくなっている。良い個体を入手すれば飼育自体は容易。大きめのサンゴ水槽に放り込んでおけば、特に給餌しなくとも自然発生する小生物を捕食させて飼育することができる。肉食性で、ベニハゼやグラスシュリンプは餌にしかならないため、一緒に飼育することはできない。

種小名は「刺針のない」という意味。英名は伸長する背ビレに由来。パーチレットは、この手の魚に対する通称。
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