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インディアン・バタフライフィッシュ

2007年01月15日 01:50

indian.jpg
(photo/J.E.Randall)

学名:Chaetodon mitratus Günther, 1860
和名:なし
英名:インディアン・バタフライフィッシュ Indian butterflyfish
全長14cm
モルディブ、スリランカ、モーリシャスなどインド洋諸島に広く分布

太平洋域には数種が分布するロア亜属だが、インド洋に分布するロア亜属は今のところ本種のみである。体色は特徴的で、他のロア亜属が白系の地色であるのに対し、本種は鮮やかな黄色をしている。この黄色はモーリシャス産のものが最も鮮やかで美しい。背ビレ後方はオレンジ色で、幼魚期はここに黒斑があるが、成長と共に消失する。生息水深はやはり深く、浅くて30m、深いところでは70~80mあたりまで。通常50mほどのところに多いという。

深い場所に生息する種にしては、案外入荷量の多い種。価格はティンカーズなどよりは低いが、安いと言えるほどの価格ではない。同亜属の他種同様、餌付きやすく飼育しやすい点は変わらない。水槽内では最大12cmほど。

種小名は「ターバン」あるいは「司教の冠」といった意味。特徴的な模様に由来している。英名は、生息域にちなむもの。他に、種小名の意味から ヘッドバンド・バタフライフィッシュ Headband butterflyfish と呼ばれることもある。
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コメント

  1. HTanaka | URL | -

    昨年南アでも記録されましたが稀種です。

  2. 雪風 | URL | cKg/74mY

    東アフリカ沿岸域にもいるのですか。
    ロア亜属は基本的に、島嶼型チョウチョウウオだと思ってました。

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