『カニハゼ』

2006年11月21日 23:21

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海中写真(photo/J.E.Randall)

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標本個体(photo/J.E.Randall)

学名:Signigobius biocellatus Hoese & Allen, 1977
和名:なし
英名:ツインスポットゴビー Twinspot goby
全長10cm
西部太平洋に分布

背ビレに非常に特徴的な模様を持つ、ベントス(底性小動物)食性の小型種。単独、またはペアで行動し、砂泥質の海底にある石の下などをすみかとする。背ビレを立てて、体を前後に動かす独特な行動を見せる。

観賞魚として人気の高いハゼだが、その飼育は決して容易ではない。ハゼの中ではトップレベルの難易度で、ビギナーあたりが簡単に手を出してはいけない魚だ。水槽はそう大きい必要は無いが、水質はサンゴが飼えるほどのレベルで維持したい。サンゴ水槽に繋がった、リフィージウムでの飼育が最適だ。細かな砂を敷き、適当な隠れ家を用意する。タンクメイトはベニハゼなどにとどめておき、ほぼカニハゼ専用水槽としておくのがベスト。餌は顆粒状の人工餌を、底に撒いておくと食べる。細かな冷凍餌の使用もいいだろう。小さな個体ほど餌切れに弱いため、こまめに与えるのが望ましい。知る限りでの飼育最長記録は半年で、多くのアクアリストが1ヶ月程度の短期飼育しかできていない。

種小名は「二つの小さな眼」という意味で、背ビレの模様を指している。英名も、背ビレの模様に由来する。カニハゼという名は通称名で、日本には分布しないために正式な和名ではない。背ビレの眼状斑と、独特の行動がカニのように見えるために、この通称が付けられた。
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