2006年10月30日 01:57

オス個体(photo/J.E.Randall)

幼魚・メス個体(photo/J.E.Randall)
学名:Halichoeres pallidus Kuiter & Randall, 1995
和名:なし
英名:ペイル・ラス Pale wrasse
全長10cm
フローレス、アンダマン海、ミクロネシアに分布
本種はオス・メスで大きな色彩の違いはあまりない。違いはオスでは尾ビレが薄い黄色になり、頭部に淡いグリーンのラインが入る点である。生息水深は意外に深く、30m付近から、深いところでは70mほどでもみられるという。キュウセン類としては、かなり深い場所に生息する種である。その生息深度のためか、新種として記載されたのは10年ほど前と、かなり最近になってから知られた種だ。
本種は最近になって観賞用として入荷するようになった。飼育に関しては特に注意すべき点もなく、飼いやすいキュウセンである。キュウセン類としてはかなり小型の種なので、小型水槽にも向いている。小型であるため、他の大きくなるキュウセン類などとはあまり組み合わせない方がよい。
種小名は「淡色の」という意味。英名も、その淡い色合いに由来している。アクアリウムでは、バビ・ラス Babi wrasse の名で知られる。
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