2006年10月30日 01:18

オス個体(photo/J.E.Randall)

幼魚・メス個体(photo/J.E.Randall)

水槽写真(メス個体)
学名:Halichoeres melasmapomus Randall, 1980
和名:ホクロキュウセン
英名:イヤーマフ・ラス Earmuff wrasse
全長12cm
西部太平洋に分布
眼の後方にある黒斑が特徴。この黒斑はメス個体では顕著だが、オス個体ではやや不鮮明となる。体色はメスがピンクがかっているが、成長してオスへと性転換すると青っぽい体色へと変化する。また完全なオス個体では、尾ビレ付け根の黒斑は消失する。幼魚期には、背ビレに3個の黒斑を有する。生息域の中心である、フィリピン、インドネシアでみられるが、それほど個体数は多くないようだ。
以前は混じりでしか入荷しなかったが、最近ではまとまって入荷することもある。入荷するのはほとんどがメスばかりで、大きなオス個体は少ない。しかし観賞用としては、赤みの綺麗なメス個体の方が適しているといえるかもしれない。飼育自体は容易であり、特に気を付ける点はあまりない。キュウセン類は砂に潜って眠るため、細かな砂は敷いてやる必要がある。
和名・英名ともに、眼後方の黒斑が名前の由来。種小名は「黒い実」という意味。これも眼の後ろの黒斑に由来したものである。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿