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ブラックブロッチド・ラス

2006年10月06日 01:19

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オス個体(photo/J.E.Randall)
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メス個体(photo/J.E.Randall)

学名:Pseudojuloides mesostigma Randall & Randall, 1981
和名:なし
英名:ブラックブロッチド・ラス Black blotched wrasse
全長8cm
西部太平洋に分布

オグロベラ属の中では最も小型の種で、オスで最大8cmほど。背ビレ中央部から体中央部にまたがった黒斑が本種のオスの特徴。尾ビレも黒い。メスは全身が淡いピンク色で、オグロベラやアオスジオグロベラなどのメス個体との見分けが困難である。生息深度はやや深く、30~40m付近に多い。また、これよりも深い深度でも見られるという。

深い場所に棲むためか、観賞魚としての入荷は少ない。性質は神経質で、他に活発な魚がいるような状況では、砂に潜ったまま出てこないことが多い。飼育難易度が高めのオグロベラ属の中でも、難しさはトップクラスと言えるかもしれない。餌付けには、クリルや冷凍餌が効果的。

英名は、体中央の模様にちなむもの。サイドスポット・ラスという呼び名もある。種小名は「中央の斑紋」という意味で、特徴的なオスの黒斑が由来となっている。
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