2006年10月02日 01:55

オス個体(photo/J.E.Randall)

メス個体(photo/J.E.Randall)

飼育個体(photo/Y.Niino)
学名:Pseudojuloides atavai Randall & Randall, 1981
和名:マイヒメベラ
英名:ポリネシアン・ラス Polynesian wrasse
全長12cm
小笠原・ミクロネシアに分布
オグロベラ属の一種。この仲間のオス個体は、青っぽい体色だったり、青い虫食い模様が入っていたりするのだが、本種は黄色っぽい色合いで、他の種とは少々趣きを異にする。メスはオスとは全く異なった体色をしている。オグロベラの仲間は、どれもオス・メスはこのように別種のごとく違う。水深12~30メートルほどでよく見られるようだ。自然下ではペア、またはオス1に対しメス複数匹のハーレムを形成する。
生息地ではさほど珍しい種ではないようだが、観賞用としては入荷はかなり稀。分布の中心に、これといった海水魚シッパーが居ないためだろう。忘れた頃に、ポツリと輸入される程度だ。やや神経質な面があり、飼育には少々気を使う。潜るための砂は必須で、砂が無いとストレスからか、かなり短命に終わる。あまり混泳向きのベラではなく、できれば単独飼育が望ましい。
英名は生息地域が由来。種小名は、人物名。和名の由来は、泳ぎ方が舞姫の踊りに似ているからだろうか?
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