2006年07月21日 20:09

学名:Inimicus didactylus (Pallas 1769)
和名:ヒメオニオコゼ
英名:スパイニー・デビルフィッシュ Spyny Devilfish
全長16cm
西部太平洋域に広く分布
食用で有名なオニオコゼに近縁で、よく似ている。実際、オニオコゼと同種とされていたこともある。しかしよく見ると頭部の形状やヒレが異なっているのがわかる。またオニオコゼが最大30cmになるのに対し、本種は20cmを超えることはめったになく、通常15cm前後である。さらにオニオコゼが温帯種なのに対し、ヒメオニオコゼは熱帯域を分布の中心としている。砂底域に多くみられ、普段は砂に半ばまで埋もれたようにして隠れている。そうやって待ち伏せし、甲殻類や小魚を捕食する。
観賞用としては、東南アジアからたまに輸入されてくる。輸入されてくるものをよく見ると、ヒメオニオコゼを含めて3種類ほど混じっていることがわかる。どれも似ているが、頭部に対する目の大きさ、また頭部の形状、胸ビレ内側の模様で区別が付けられる。飼育は特に難しい部分はなく、最初こそ生きたエビなどを与える必要があるが、すぐクリルや魚の切り身などに馴らすことができる。背ビレの棘には強い毒があるので、取り扱いには要注意。
種小名は、「指のように離れた」という意味がある。これは胸ビレの下に指状に発達したヒレの条があり、その特徴から付けられたものだろう。和名はオニオコゼより小さいことから「ヒメ」の名が付いたものと思われる。英名は他に、バンデッド・スティンガー、シーゴブリンなどの呼び名がある。
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コメント
作左 | URL | jPC7I2S6
おはようございます。
可愛いらしいですね。
愛嬌ある顔が素敵です。
癒されまする~
我が家も観賞用でなにか飼いたいのですが
お金がかかりそうで二の足を踏んでいまする~
( 2006年07月29日 07:10 [Edit] )
雪風 | URL | cKg/74mY
作左さん、どもです。
私が飼っている海水魚は、少々お金がかかりますが、熱帯魚あたりなら比較的安価で済みますよ。癒し効果は抜群です。
それにしても、オコゼの顔が愛嬌ありますか。私は怖いな、と思ってしまいます(^^;。
( 2006年07月30日 03:29 [Edit] )
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( 2012年09月02日 17:44 )
雪風 | URL | -
Re: 写真使用の件でご相談です。
こちらも今、コメントに気付きました。。。(滝汗)
画像を使用するのはかまいませんよ。
でも、たぶんもう間に合わないでしょう。
今週ですもんね。。。
( 2012年09月11日 01:13 )
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