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ご近所スイハイ

2012年07月24日 21:24

ちょっと前になりますが、同じ市内の、こばるとさん宅へスイハイに行ってきました。
カメラを忘れて行ってしまったので(汗)、画像はこちらの記事で。。。
hanapapaさん

マコさん

こばるとさんのZeoVit水槽は、ナチュのリンちゃんが色々とコーディネイトした水槽。システムはオーソドックスなZeoVitで、照明はT5。T5の球は、セレクトと配列はリンタロウスペシャル(笑)なので、悪いわけがない。設置から1年経ったので、先日球を全て交換したとのこと。球を交換しても、さほど明るくなった印象がなかったそうで、実際はもう少し使えたかもしれないと言われていた。照明は他にスポットのLEDが2個付いていた。こちらは、色調補正のみの補助照明となっている。

蛍光灯で育成されたとは思えないほど綺麗なミドリイシで、感心感心。ZeoVitに関しては、きっちりとマニュアル通りにされている。そのせいでパステルカラーにはなっていないものの、十分に綺麗になっているので問題無しかと。タンクメイトのベントラリスも、さほど日焼けした様子もなく、これもいい感じ。サンゴを入れる隙間が無いのが悩み?であるらしい(笑)。また半年後、1年後にどうなっているか、再度の訪問が楽しみだ。

スイハイの後、スプラッシュ、カジカとショップ巡りの後、ウチのスイハイに。
水槽よりも、ネコが注目されていたような。。。(笑)
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サンゴ水槽の白点病対策

2012年07月12日 17:11

昨今はサンゴ水槽、あるいはライブロックでレイアウトした水槽で、魚を飼育するアクアリストが非常に多い。従来の白点病治療薬が使用できない水槽である。こういった水槽で白点病が出ると、多くの場合、魚に栄養をつけさせるために給餌を増やす、水換えをする、といった感じで、魚を取り出して治療するという人は少ない。放置して、自然治癒にまかせるという人はわりに多い。他に、サンゴに無害な治療薬?を使う場合も多い。というわけで、サンゴ水槽用の治療薬?を、いくつか挙げてみよう。

・プロバイオティックマリンフォーミュラー
・ICH
・ハーバルフォーミュラープラス
・パラサイトリムーバー

プロバイオティックマリンフォーミュラは、善玉菌の力で白点虫などの活動を抑えるというもの。私も何回か使ったが、軽症ぐらいだったら、まあ効果は望める。ただし規定量よりも、かなり多めに(3〜5倍)使用する必要があり、大型水槽では、それこそ湯水のように投入する必要がある。そのため、規定の使用法以外の使い方では、コストパフォーマンスは非常に悪い。また、いつも効くというものではないので、治療の決定打とはならない。ハーバルフォーミュラプラスという製品があるが、こちらはプロバイオティックと併用すると効果がある、と説明書きにある。こちらは使ったことがないので、何ともいえない。

ICHは、白点病の治療薬である。その主成分はというと、過酸化水素(オキシドール)だ。過酸化水素を魚病の治療に使用するというのは、わりと昔から知られている。しかし治療に必要な濃度を水槽内で保つことが難しく、これが過酸化水素治療が普及しない大きな要因だ。事実、このICHを使用して、白点病に効果があったという人もいれば、まるで効果が無いという人もいる。このように、水槽ごとに効果に違いが出てしまうのが難点。同じ水槽でも、今回は効いたが、次回は効かないかもしれないという感じである。使うのはかまわないが、効果がみられなければ早々に打ち切った方がよい。効果の無いものを入れ続けても無意味だからだ。

パラサイトリムーバーは、白点虫を引きつけ、スキマーで除去するというもの。説明書きを見ると、非常に画期的な感じがする。だが、これを用いて劇的に症状が改善されたという話は聞かない。使ったことはないが、おそらくある程度の効果は見込めるのかもしれないが、治療できるというレベルではないのでは? 一度使ってみようと思っているので、効果は今のところ保留としておこう。

さてこうして見ると、サンゴ水槽で白点病治療の決定版となるアイテムは無いことになる。考えてみれば、白点虫以外の無脊椎には無害で、白点虫にピンポイントで打撃を与えるという注文自体に無理がある。当分は決定打となる治療薬は出現しないだろう。というか、私が生きているうちに実現するかどうか?

こうなると、サンゴ水槽で白点病が出たら、有効な治療法は無いということになる。ではどうするか。出たらどうするか、ではなく、出ないように努力するのが最善だ。そのためには、まず水槽の状態を良好にする。セットして2ヶ月ぐらいは魚を入れない方がよい。水槽が落ち着いてない状態で魚を入れれば、病気になりやすいのは当たり前だ。次に、水槽用クーラーを導入し、水温差をごく小さくする。クーラーの設置はサンゴ水槽ではもはや当たり前なので、言わずもがなだ。ちなみに、クーラーの機種は余裕のあるものがベスト。次に、殺菌灯、オゾナイザーの殺菌設備の充実。たとえば90センチ水槽にQL-40を2台設置するぐらいの勢いが欲しい(笑)。それだけ設置できれば、白点病の発生率は相当低下するだろう。あとは、魚は少なめにしておくこと。

そして最重要なものが、白点病を持ち込まないこと。入手した魚はトリートメントを通して、本水槽に導入すれば万全だ。ここで注意したいのは、本水槽に隔離ケースを浮かせて『トリートメント』と言っている人がいることだ。これはトリートメントの意味を全く理解していない行為であり、恥ずかしいのでやめるように。

よく魚混泳水槽ではトリートメントタンクの必要性が言われるが、本水槽で治療のできないサンゴ水槽こそ、トリートメントタンクが必要だろう。

ここまでに挙げた点を実践すれば、白点病に悩まされる可能性は、相当低い確率になるはず。まあ実際には、殺菌設備が充実できれば、良しとすべきなのかもしれない。多くの人は、トリートメントタンクを設置しても、いずれ飼育水槽に変化するだろうし(苦笑)。

白点病治療

2012年07月09日 23:24

海水魚飼育で、切っても切れない縁なのが白点病。
今回は、その治療について。

まず魚のみの混泳水槽だが、こちらは普通に確実な治療法があるので、
それを実践すれば特に白点病は怖い存在ではない。
というか、治療法をマスターすれば、白点病で魚が死ぬことはほぼ皆無になる。
治療法はいくつかあるが、以下のものが代表的。

・低比重治療
・バケツ換水法
・銅イオン治療
・グリーンFゴールド治療

まず低比重だが、効果はある。比重を下げるだけなので薬を扱うより安全であるというメリットがある。ただし、魚によっては向かない魚種(ハナダイ等)もあり、体色を損なったり、治療が終わったにもかかわらず、低比重のまま飼育を続けて調子を崩したという例もある。デメリットもしっかりとあるので、それらを理解して治療に望みたい。ちなみに、個人的にはあまりおすすめはしない。

バケツ換水法だが、安全度でいえば、これが最も安全だろう。バケツを2個用意し、10〜12時間ごとにバケツに新海水を用意、病魚を移して、使ったバケツはよく洗ってローテーションする。入手した魚をトリートメントするときにも使える方法だ。デメリットは、決めた時間にバケツを交換しなければならない点。仕事を持っている人には辛い方法だ。主婦アクアリスト向きといえるだろう。ちなみに、言うまでもないが、エアレーションと、冬場はオートヒーター、夏場はエアコンの効いた部屋を用意する必要がある。

銅イオン治療は、確実に白点虫を撃退できる方法だ。銅イオン製剤は、5グラム1袋となっており、これを50L(60センチ規格水槽の水量)に溶かすと0.8ppmと書かれている。しかし、これだと濃すぎてショックを起こしやすいので、0.2〜0.4ppmで用いる(この濃度でも、しっかりと完治する)。仮に60センチ水槽で0.2ppmの場合は、約1.2グラムを溶かせばよい。0.2ppmだとヤッコもショックを起こさないし、毎日定量投薬で問題無い。煩わしい銅テスターによる残留濃度測定も不要だ。完治後一週間経ったら、半分〜全量換水して終了。銅イオン治療をマスターすると、白点は全く恐れる必要がなくなる。特にチョウチョウウオを飼育する人は、是非ともマスターすべきである。ちなみに、0.2〜0.4ppmでは、ヤドカリやスカンクシュリンプは死なない。ただし、脱皮時に脱皮不全で死ぬことがある。あまり頻繁に使用すると、ハギやヤッコは頭皮欠損になったり、体色が褪せるというデメリットがみられる。だが、低濃度で使うぶんには、そのようなデメリット率は低くて済む。

グリーンFゴールドも白点病治療に使える。規定量では多いので、規定の半分の量を投薬して使う。薬効は3日間なので、3日ごとに投薬する。通常、一週間から10日ほどで完治する。完治後は、活性炭で黄色く色付いた飼育水から色を抜き、半量〜全量を換水して完了。デメリットは、治療が長期になると、確実にろ過槽にダメージを与えてしまうこと。また、体色の色褪せが起こりやすい。銅イオン同様、頻繁に使わないように気を付けたい。

これらの治療法をマスターしておけば、よほど重症でない限り白点病は撃退できる。
とはいえ、持ち込まないのが最良の対応であることは間違いない。
しっかりトリートメントしておけば、むやみに薬品を使わずに済むというものだ。

次回はサンゴ水槽での白点病対処について。

沖縄本島旅行 その3

2012年07月04日 22:32

ついに3日目。
帰りの飛行機が遅い便なので、それまで海を堪能。

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フェリーでケラマ諸島の渡嘉敷島に渡ることに。

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船上にて。
約1時間ほどの船旅。トビウオも見れた。

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渡嘉敷に到着。
さて、どこに行こうかとウロウロ。

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適当なビーチに入ってみたが、実に綺麗。

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こういった裂け目がいくつもある。

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真ん中付近にフエヤッコがいるのだが。。。
実際には3匹連れ立っていた。
自然下のフエヤッコは、丸々として、色彩も非常に綺麗。

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ニジハギ成魚。
数は多く、あちこちにいた。
やはり成魚は迫力満点だし、美しい。

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カガミチョウ。

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ヒフキアイゴ。

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大きなハナグロチョウ。
わりと見かけることができた。

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クロハコフグ雄。
雌も多くみかけた。実に良い。

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ツノハタタテ。
このビーチの魚はどれも大きく、とても採集できるようなものではなかった。網を持って入ったものの、まるで出番はなかった。でも、見るだけでも十分楽しい。

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海底付近を泳ぐニシキヤッコ。
見たのは嫁だけだ。。。

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なんとタテキンも登場!
中成魚ぐらいのサイズだったかな。
この個体を見ていたら、タテキンを飼いたくなってしまった(笑)。

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嫁が見つけたカスリフサカサゴ。
これを見つけるとは、なかなかのもの。

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大きいシラナミガイ。

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クロハコフグを採集。
でも大きいのでリリース。

存分に海中を堪能し、またフェリーで那覇に帰還。

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空港内にて。
閉店間際の沖縄そば屋に駆け込み記念写真。

参加の皆さん、お疲れさまでした。
色々と手配して下さったO店長、良い場所を紹介してくれた、地元の漁師さんに感謝!

沖縄本島旅行 その2(二日目後半)

2012年07月02日 12:58

美ら海水族館の後は、
漁師さんに教えてもらったビーチで採集。

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遠浅のビーチで、岸から近い場所は、このように海草地帯。
ここでヘコアユ幼魚やイシヨウジを採集。

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手のひらよりも、はるかに大きいコブヒトデ。
何故か小さいのはいなかった。

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海草地帯を抜けると、ソフトコーラルが出現。

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このビーチは、とにかくウミアザミが多かった。

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ホンソメ幼魚。

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ソフトコーラル地帯を抜けると、ハードコーラルがぼちぼち出現。

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ミドリイシにデバスズメの幼魚。
この組み合わせは最強だね。
ちなみに、この付近でナンヨウハギ幼魚を採集。
まさか採集できるとは思ってなかったので感動!
この旅行で一番の獲物となった。

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潮通しの良い場所に近づくと、ミドリイシぎっしり。
とにかく綺麗。全部欲しい(笑)。

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クモウツボ。数は多かった。

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ナメラヤッコ。

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何とアカハラヤッコが!
これを見つけたのは嫁で、後で話を聞いて全員で見に行くも、見ることはできなかった。なので、見たのは嫁だけ。最近は、魚を見つけるのが私よりも本当に上手い。それにしても、腹部の赤い色が見事。

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アブラヤッコ。
こうして見ると、非常に魅力的。
うちでも飼育しているが、安いポピュラー魚だからといって、侮れない魚種の代表といえる。

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サザナミ未成魚。
写ってないが、ここには他に大きなウミヅキチョウやハタタテダイなどがいた。

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ミナミハタタテ幼魚。
この個体は採集した。

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海を堪能した後は、ステーキハウスで一杯。

つづく。