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アクア用品について。その1 人工餌2

2012年01月31日 15:59

さて、数ある人工餌だが、たいていは封を開け、そのまま与えているだろう。
もちろん、それでもかまわないのだが、ここでひと工夫加えると
餌の食いが違ってくることがある。

粒餌や顆粒餌の場合、指で少し潰してから与えてみると、魚種や個体によっては
食いつき、興味の示し具合が異なってくることがある。
そのまま与えても反応が今ひとつな場合に、試してみる価値はある。
同様に、フレークを細かくしてみるのも有効だ。

また潰したり細かくするだけでなく、ふやかしてみてもいい。
ふやかす場合、水のみでもいいが、アサリなどの生餌や、冷凍餌などの汁に
浸すというのも効果がある。これを発展させたのが、餌の添加剤といえる。
市販の餌添加剤には有用なものがあるので、使ってみるといい。

つぶしたり、ふやかしたりすることは、人工餌だけでなく、クリルなどの
乾燥餌も、その対象だ。
クリルはそのままでは大き過ぎるので、多くの人が砕いて与えているだろう。
砕いてからふやかしたり、ふやかしてから細かく刻むのもありだ。
カサゴやカエルアンコウには、ふやかして長いピンセットを使って、目の前に
ちらつかせて餌付けしたりする。
肉食魚に与える場合、餌添加剤に浸したり、ペースト状にした人工餌を
注射器でクリルの殻内に充填したりすると栄養強化できる。
これは面倒な作業だが、効果はある。

人工餌は、そのまま与えるだけでなく、このようにひと工夫してやることで
魚の興味をそそってやることもできる。
色々と試してみるといいと思う。
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アクア用品について。その1 人工餌

2012年01月18日 15:46

海水魚用の人工餌というのは、何社からも発売されている。
色々な餌があって、どれを選んだらいいか迷ってしまうこともしばしば。
専門誌でも餌特集なんかがあったりするが、まあどの製品も悪いことは書かれていない。
広告が入る商業誌だから、これは当たり前のこと。
広告クライアントに不利になる情報など、商業誌には出ないものだ。
(これを分かっていないで、本の情報はいいかげんだ!と鼻息荒く叫ぶ人がいるが、そんな人はアクアだけでなく、その他の商業誌も読まない方が健康に良いよ)

さて、海水魚に与える餌として、どんなものが良いだろうか。
海水魚用に開発された人工餌が最も良い、というのが普通の考えだろう。
餌の説明にはメーカーの謳い文句が色々と書かれているが、これをそのまま受け取るのはビギナーぐらいのものだ。よく食べます!とか書いてあっても、何でも食べるような魚が見向きもしない餌もある。長くやっているアクアリストほど、そんな謳い文句があると、逆に考えてしまうことが多い。ま、アクアメーカーなんていい加減なところが多いから仕方ない。

国内メーカーで信用度が一番高いのはキョーリンだろうか。キョーリンは鯉や金魚の餌で評価が高く、海外でも認められている。個人的にも、キョーリンのメガバイトは、最も使用頻度が高い。他にはデルマリン、クリルなど。

ちなみに、ショップオリジナルの人工餌は、十中八九、市販人工餌か養殖用飼料の詰め替えである。特に養殖用飼料は、プロの養殖業者が使うものであり、嗜好性が良く、信頼性も高い。よく食べるショップオリジナルの餌は、単価が安い養殖用飼料とみて間違いないだろう。ちなみに、養殖用飼料は嗜好性と成長についてはよく考えられているが、観賞魚の色揚げについては考慮されていない。初期の餌付けや、病気完治後で太らせたい場合などに向いている。

海水魚用人工餌以外では、金魚の餌の中には、海水魚の嗜好性が高く、良いものがある。知っている人は、金魚の餌をうまく併用している。銘柄は書かないので、興味のある人は色々と試してもらいたい。金魚の餌というと、海水魚よりレベルが落ちると思う人も多いだろうが、金魚の餌は意外と進んでいるのだ。

餌は海水魚用だけでなく、色々と試してみる価値が有る。
専門誌では大人の事情で、海水魚用しか紹介しないけどね。

次回は餌の与え方などについて。

謹賀新年

2012年01月01日 00:00

明けましておめでとうございます。
本年も宜しく御願い致します。
nahacky-1.jpg
今年は、こんなのが来ると良いね。