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かっしぃ。邸スイハイ

2009年04月15日 23:19

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チョウチョウウオを中心に飼育している、かっしぃ。氏のメインタンク。タンクメイトをざっと挙げると、マルセラ、ブラックバーンズ、アフリカンバタフライ、ゴールデン、オレンジフェイス、レッドシーバンナー、紅海トゲチョウ、ユウゼン、マーシャルティンカー、チェルモンなどの各種チョウチョウウオ。他に、チリメンヤッコのホワイトテール、フレームエンゼルなど。面白いのは、チョウチョウウオの多くをペアで飼育している点。氏のこだわりの一環だろう。水槽内に浮いているカゴの中には、混泳待ち?の個体が収容されている。良いサイズのゲンロクダイが珍しい。それにしても、目立った争いがみられないのは、混泳をうまく成功させている証拠。

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混泳水槽には厳しいはずのチェルモンも、しっかりと混泳させているのはさすが。人工餌にもバッチリ餌付いている。氏が使用している餌は、シュアーなどの市販餌の他、自作で配合飼料を作っている。やはりチョウチョウウオを飼育するアクアリストは、餌に工夫するのが普通だ。自家製配合餌には、氏のこだわりが見られて面白かった。

なお、白点治療にはグリーンFゴールドを使用しているとのこと。

最近は魚中心に飼育するアクアリストが減ってしまい、かっしぃ。氏のようなマニアは貴重な存在だ。美しいサンゴ水槽もいいが、こういった混泳水槽も、また面白いものである。個人的には非常に高く評価したい水槽だ。

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餌に群がるチョウチョウウオたち。

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ろ過は変形上部フィルター。
ろ過槽の分割や、ろ材などについても、氏のこだわりが見て取れる。

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サブ水槽。ここは2段になっており、この水槽は上の段。
チェルモが2匹入っているが、既に人工餌に餌付いていた。

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2段水槽の下。
ここは底面フィルターが設置されていて、下段水槽でろ過が行なわれている。
住人はロブストバタフライのみ。
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海域別混泳パターン2

2009年04月13日 23:16

さて、その2ですよ。

・インド洋エリア
モルディブ、紅海、東アフリカの3つに大別できる。

まずはモルディブ。
主役に思いつくのは、やはりインドニシキだろうか。クロシテン、アーミターギでもいい。脇にはエイブリー、イエローフィンエンゼル、マルチスパインドエンゼルの3種。渋くいくならマルチスパインドで。ベラはキュウセンタイプなら、インディアンカナリーラスかアドルネッドラス。他、インド洋型エクスクイジットラス、パープルフェアリーラス、ドラキュラゴビー、オーロラゴビー、インド洋型モンツキカエルウオ、モルディブアネモネフィッシュ、エバンスアンティアス、スレッドフィンアンティアス、レスブレンデントアンティアス、コウリンハナダイなど。お好きな組み合わせで。

マニアックにいくなら、インド洋型シテンヤッコ、スポッテッドバタフライのペア、トライアングラーバタフライ、コラリス、テレラブルス、マッコスカーズラス。この中では、スポッテッドバタフライ、トライアングラーが難種。コラリスも、なにげに難種だし。組み合わせの順番も難しい。

魚混泳なら、インド洋型タテキン、インドスダレ、インドイッテン、インディアンバタフライ、サントス、ブラックピラミッドバタフライ、クイーンコリス、インド洋型モンツキベラ、パウダーブルーサージョン、インドヒレナガハギ。飼育難種はいないものの、サイズによる組み合わせの順番を考えないと無理が出る。入手は難しいが、ここにガーディナーズバタフライを入れてもいい。

・紅海
個性的な種が多く、主役にできる魚が多い。ヤッコを主役にするなら、何といってもアズファーか。大型ヤッコと組み合わせるなら、ゴールデンバタフライ、レッドシーラクーン、紅海型トゲチョウ、レッドシーバンナー、パープルタン、ツーバンドアネモネフィッシュ、レッドシークリーナーなど。アズファーではなくて、マクロススでもいい。飼育はどれも普通にできる。

マニアックにいくなら、ゼブラエンゼルのペア、レッドシーエンゼル、ホワイトフェイスバタフライ、レッドバックバタフライ、エイトラインラス、フリードマニーあるいはブルーストライプドティー、ストライプアンティアスなど。飼育する前に、これを集められるのかどうかが問題。特にレッドシーエンゼル、
紅海産のゼブラエンゼル、ストライプアンティアスは入手難。ちなみに、フリドマニーは養殖ではなく、できればワイルド個体を入れたい。

エクスクイジットバタフライ、オレンジフェイスバタフライは、組み合わせどころが難しい。ソハールサージョンは性格的に難。

・東アフリカ
魚種があまりなく、組み合わせバリエーションが少ない。主役はクリスルスとマクロススの2種。どちらもいい。当然のことながらマクロススは、きちんと東アフリカ産のものを選ぶ。チョウチョウはブラックバーンズバタフライ、ソマリバタフライ、渋くいくならアフリカンバタフライ。個人的にはソマリバタフライか。ベラはリーデントラス、ディビデッドラス、クイーンコリス。どれを選ぶか悩む・・・。他、インド洋型ハナキンチャクフグ、スミスズトビー、アラルズアネモネフィッシュ、スカンクアネモネフィッシュ。

・モーリシャス
色々といるが、どれも入手困難で、ほとんどが高額。お金がいくらあっても足らない・・・(汗)。

海域別混泳パターン

2009年04月02日 09:01

雑誌などで海域ごとに固有の、あるいは特徴的な魚を組み合わせて、混泳を構成する特集が組まれることがある。そこで、個人的な好みで混泳パターンを書き出してみた。でも、海域別で集めてみようと思っても、いつの間にか他海域の魚も混じったりして、意外に実現が難しかったりする。できそうで、できないものと言えるかも。

・日本近海
主役として思い浮かぶのは、やはりレンテン、キンチャクダイ、ユウゼンといったところか。が、個人的にはトサヤッコをメインに持ってきたい。脇役にはゲンロクダイ、フタホシキツネベラかタヌキベラ、スジハナダイ、セナキルリスズメなど。トサヤッコが遊泳性なので、水槽は120㎝以上で。水温は22℃ぐらいかな。ゲンロクダイが入っているから、薬の使える魚水槽。ゲンロクダイを入れなければ、サンゴ水槽でも。トサヤッコとゲンロクダイの良個体を入手するのがネック。どちらも着状態が悪い。

・ハワイ
ブラバンやティンカーを主役にするのが常道だけれど、ポッターズピグミーエンゼルのペアをチョイス。他にフォーラインラス、エレガントコリス、シェブロンタン、ミゾレチョウ(ハワイ産)もしくはミリアリス。チョウチョウウオが入っているけど、サンゴ水槽かな。どれも飼育難易度は低いので、実現可能性は高い。ハワイ産のミゾレチョウ以外は入手できる。

もうひとつ。
サイケデリックラス(ペア)、ポッターズラス、マルチバンドバタフライ、ファンテイルファイルフィッシュ、ハナキンチャクフグ(ハワイ産)。マルチバンドがいるけれど、これはサンゴ水槽でやりたいところ。サイケデリックラス、ポッターズラス、マルチバンドの3種は、いずれも飼育難易度の高い魚。また状態の良い個体を入手するのも大変。もし全て状態良く飼育できたら、相当自慢できる水槽になる。

ちなみに数は少ないものの、ハワイにはマルチカラーエンゼルが生息するので、これも使おうと思えば使える。大型ヤッコはタテキンのみ。クマノミ類は一切生息しないのが面白い。

・中部太平洋(マーシャルなど)
いくつかのパターンが考えられる。まずはオーソドックスにゴールドフレークをメインに。サブとしてレモンピールも良いが、餌付けや個体次第ではマーシャルシマ(ペアなら面白い)なども。脇役にはオセレイトラス、あるいはペパーミントラス。ボディアヌスを入れないのであれば、かわりにローンボイドフェアリーラスのペア。他にオーネイトラス、シテンチョウ(混泳は難しいかも)、スリーバンドアネモネフィッシュなど。スリーバンドアネモネの良個体を入手できるかどうかが難点。

第2パターン
ロストラタン、ダイダイヤッコ、オレンジフィンアネモネフィッシュ、オセレイトラス、イヤーマフラス、ゴイシギンポ、ボルケーノシュリンプゴビー(最近入荷無し)。ダイダイヤッコの入手が難。オレンジフィンの良個体を入手するのも大変。

第3パターン
ベントラリス、パープルファイアーゴビー、メニィストライプバスレット、サークルドラゴネット、オビイシヨウジ、ホワイトバンデットポッサムラス。ベントラリスはクック産のものではなく、マーシャル産のもので。マーシャルベントラとサークルドラゴネットを入手するのが難しい。蛍光灯だけのサンゴ水槽に泳がせたいところ。

第4パターン
グリフィス、マルケサンバタフライ、タヒチアンバタフライ、ミスジスズメダイ、ベニゴンベ、クログチニザ。うーん、普通の混泳水槽(笑)。

・グレートバリアリーフ
スクリブルドエンゼルといった一部の魚以外はインドネシアなどと変わらず、ちょっとどうか・・・。オーソドックスにスクリブルドかパソニファをメインにするのが普通。でも、マージンチェルモン、ミューラーズチェルモン、レインフォルディ、ゴールデンストライプといった固有のチョウチョウウオを組み合わせた方が面白いかも。ただし餌付け難易度、混泳難易度共に高い。

オーストラリアならば、南側の温帯域の方が固有種が豊富。色々と面白い魚はいるものの、どれもこれもマニアックで入手するのに困る。