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狩人邸スイハイ

2008年11月27日 23:15

京都の狩人邸にもお邪魔してきた。
狩人さんはスイハイなるものが初めてだそうで
我々がアクアリストとして最初の訪問者とのこと。

ちなみに、辛口でということなのだが・・・。
あまり辛口にならないかも(笑)。

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メインタンク。手持ちの水槽は、これが唯一。
SPS、LPS、ソフトがバランスよく収容されている。
でも、レイアウトはちょっと雑然とした感がある。
エダコモンやシコロサンゴは成長著しく、良い状態。
何故かハナガタサンゴがうまくいかないそうで、鬼門だという。
何が原因なのか不明だが、照明に問題があるのかもしれない。

水槽自体は塩ダレ防止の意味で、水面上20センチほど高くなっている。
しかし塩ダレはしないものの、メンテナンスに支障が出てしまう。
このあたりは本人も失敗であったと思っているそう。
使用しているライブロックにはバロニアやシオグサ類が繁茂していて
これは徹底的に取り除くか、ライブロックを入れ替えてしまった方が良いのでは?
とはいっても、この水槽でそれらの作業をするのは大変かもしれない。

なお、右水面近くに出ているパイプは、間欠水流のためのもの。

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この水槽の主役、クイーンエンゼル。
長期飼育中にもかかわらず、ブルーの色合いが抜けておらず美しい。
水質に細心の注意を払っている賜物ではないだろうか。
このままさらに色彩を維持していけるかに興味がある。
ゆくゆくはペア化を狙っているとのことだが、ちょっと難しいと思う。
しかし、挑戦しがいのあるテーマだ。
他の魚も非常に状態が良く、問題無し。

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フラッシュ有り。
よりブルーが強調されて綺麗だ。

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メインタンクに浮かんだプラケースには、カクレの稚魚が。
これで生後25日ほどとのこと。もう立派なカクレ模様。
スイハイ時に、このカクレの稚魚をお土産としていただいた。

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このペアが産卵。
手前にある植木鉢は産卵床。ここに卵を産みつける。
見てくれは悪いが、実用的である。

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狩人さんといえば、色々な器材を自作することで有名。
左がダウンドラフトスキマー、右がリアクターである。
どちらも、しっかりと作動しており、既製品となんら遜色ない。

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鉄釘を入れてリン酸を下げている。
サビを沈殿させて取り除く沈殿槽も備えられており、対策は万全。
おかげでリン酸は低い値で抑えられているという。
ただし、真似ても誰しもが同じ結果を得られるとは限らない。

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おまけ画像。
うちにやってきたチビカクレたち。
イソギンが無いので、コハナガタに入っている。
このサイズで細かくしたフレークを食べているので、餌の心配はない。
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ケントパパ邸スイハイ

2008年11月27日 19:15

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素晴らしいSPSを維持しているケントパパ水槽。
各所で有名になっているので、いまさら詳しい説明は不要だ。
サンゴの色揚がりは、この照明がキモであろう。

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ブラバンも元気。
HLLEが完治すれば完璧。
それにしても、この状態の水槽でHLLEとは不可解・・・。
しかし、どの魚も状態はすこぶる良い。

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コモンサンゴ・コレクションが凄い。
よくぞここまで集めたという感じ。
種類もそうだが、色合いの珍しいものもある。
もちろんコモンだけでなく、ミドリイシ類もバッチリだ。

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サンプの様子。
きちんとされている様子に、ケントパパの性格がうかがえる。
とはいっても複雑なので、他人にはどうなっているのか不明だ(笑)。

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玄関にあるLPS水槽。
カクオオトゲがメインだが、何故か調子はいまひとつ。
このような理由不明な場合、思い切ったリセットが打開策となる場合がある。

SPSとヤッコが好きな人は、一度見てみることをおすすめする。
テンションが上がることうけあいだ。

Tetsuo邸スイハイ

2008年11月25日 19:16

次は謎に満ちたTetsuo邸に潜入。
多くの水槽は実験設備のため、システムの画像や紹介は無し。
よく理解せずに真似されても困るので。

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メイン水槽。
クラリオンやタウンゼント、シチセンベラ、ローズバンドフェアリーラス
ピンテールラス、マルチカラーエンゼルなどが。
シチセンベラはオーストラリア産で美しい個体。ただし性格は極悪(笑)。
マルチカラーは珍しいタイプで、ペア飼育したら面白いところ。

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実験水槽。
左にあるタンクと繋がっているが、どうなっているかは内緒。
珍しいタイプの外掛けフィルターが付いている。水流がなかなか良い。
中のオオバナは、ちょっと変わっているタイプ。

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マダラハナダイのペア。よく見えないが・・・。
こちらも左と下に水槽があり、それと繋がっている。

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ニョロのコレクション水槽。
珍しい種のニョロが色々と。手前に見える電子サーモは逸品。

それにしても、様々な器材やシステムを試して、色々とデータを蓄積している点が素晴らしい。今後もTetsuoさんの活躍に期待したい。

azu邸スイハイ

2008年11月25日 17:59

大阪でのスイハイを記事にするのは、今回で2件目。
しかも2年以上振りと久々。

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玄関にある、60センチ規格サンゴ水槽。
ソフトコーラルで構成されている。
システムは底面フィルターとプリズムスキマー。
珍しい組み合わせだが、これでも十分に飼育できる。
餌をよく食べるテングカワハギが素晴らしい。

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メインの120センチ規格混泳水槽。
魚が沢山入っていて、とても賑やか。いずれの個体も状態が良い。
注目は太平洋産のニシキヤッコ、ホシゾラヤッコ、黒斑の無いヒフキアイゴなど。
模様の変わったタテジマヤッコなども良し。

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システムは上部フィルターと外部フィルターが3台ほど。
さらにプリズムとプリズムプロが、それぞれ1台ずつ設置。
ろ材はリングろ材とサンゴ砂だそう。
ちなみにクーラーは無い。無くてもやり方次第ということ。

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90×30×36センチ混泳水槽。

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コラリスやゴールデンバタフライといったチョウチョウウオの他、リーデントラスや
インドパシフィックトビー、スパニッシュホグといった玄人好みの魚が目白押し。
特にコラリスが状態良く飼育できている点には注目したい。

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60センチ規格混泳水槽。
タウンゼントエンゼルがメイン。
同居にライヤーテールドティという組み合わせが面白い。

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システムは、どちらも上部フィルター。
しっかり手間をかけてやれば、これで十分に飼育できるという好例。

この他、淡水の水槽等もあった。

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美味しかったお好み焼き屋。
そばめしが良かった。

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おまけネコン。
あまり触れなかったのが残念。
それにしても、よく太っている(笑)。

シマキンチャクフグ

2008年11月18日 18:34

Caval_u1.jpg
太平洋産(photo/J.E.Randall)

Caval_u7mauritius.jpg
モーリシャス産(photo/J.E.Randall)

学名:Canthigaster valentini (Bleeker, 1853)
和名:シマキンチャクフグ 
英名:ヴァレンティニーズ・シャープノーズパファー Valentinni's sharpnose puffer
全長11cm
インド洋~太平洋に広く分布

毒性が強いことで知られるキンチャクフグ。その毒の強さから、本種に擬態する魚が何種かいる。カワハギの仲間のノコギリハギ、ハタの仲間のコクハンアラの幼魚がそれ。有毒な本種に似ることで、捕食から逃れるためのものと思われる。本種はインド洋から太平洋の広い範囲に生息しているが、ハナキンチャクフグのような色彩変異はみられない。画像には太平洋のものと、インド洋モーリシャスのものを掲載したが、比べてみてもほとんど差異はない。食性は他のキンチャクフグと同じく雑食性。浅い水深帯に多く、深くても50m程度の場所まで。

キンチャクフグの中では、最も入荷量の多いポピュラー種。フィリピンあたりから盛んに輸入される。そのため、価格も安価で入手しやすい。観賞用として古くから知られる種で、飼育したことのある人も多いだろう。2㎝ほどの小さな個体から、6㎝程度のサイズの個体が多くみられる。これより大きいサイズの個体は、あまり入荷しない。飼育法は、他のキンチャクフグに準じる。

種小名は人物名。英名も同様。和名は体側の縞模様に由来。

ハナキンチャクフグ

2008年11月18日 18:16

Cacor_u5japan.jpg
日本産(photo/J.E.Randall)

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ハワイ産(photo/J.E.Randall)

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モーリシャス産(photo/J.E.Randall)

Cacor_u3redsea.jpg
紅海産(photo/J.E.Randall)

学名:Canthigaster coronata (Vaillant & Sauvage, 1875)
和名:ハナキンチャクフグ 
英名:クラウン・トビー Crown toby
全長14cm
インド洋~太平洋に広く分布

シマキンチャクフグに似るが、本種の方が派手な色彩をしていて美しい。生息域が広く、地域によって色彩変異がみられる。日本産を含む太平洋産のものはオレンジとブルーの模様が入り、ハワイ産ではイエロースポットが、東アフリカ沿岸や紅海のものは、ブルースポットが目立つ。最近では、それぞれの産地のものを別種として分類する方向もあるようだ。浅い場所で多くみられる種だが、100mもの深さからも記録がある。海藻、甲殻類、カイメン、クモヒトデ、ゴカイなど多様なものを食べる雑食性。全長14㎝と少々大きくなるが、大きな個体はほとんどみられず、観察されるのは10㎝以内の個体が多い。

キンチャクフグの中ではかなり綺麗な種だが、何故か入荷量が少なく、目にする機会があまりない。入荷量の多いシマキンチャクフグに比べると、よほど観賞価値は高いはずなのだが、不思議なことである。たまにバヌアツや東アフリカからポツリと入荷する程度。価格は特に高くはなく、比較的入手しやすい。日本産のものであれば、南日本の沿岸の磯や堤防で採集できる。飼育はアラレキンチャクフグの項を参照。

種小名は「花輪」あるいは「王冠」という意味。その美しい色彩から付けられたと思われる。英名も同様。和名も、その美しい体色が由来だろう。

ハワイのヤドカリ

2008年11月12日 00:35

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Calcinus laurentae
カザリサンゴヤドカリに似たサンゴヤドカリ。
現地では、いる場所では相当数がみられるという。
今後輸入がコンスタントになれば、ぐっと入手しやすい価格になると思われる。
ちなみに、コケ取りとしては優秀だといわれている。

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Calcinus haigae
ヘイグサンゴヤドカリ。
紫色の色彩が特徴的な美しいサンゴヤドカリ。
こちらもコンスタントに入荷して価格が下がれば人気種になるだろう。

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Calcinus hazletti
サンゴヤドカリの一種。
歩脚は暗い紫色をしている。正直、あまりパッとしないカラーリングなので
今後人気が出るとは言い難いのでは。

ていうか、水槽面が汚い・・・(汗)。

やどかり屋の梱包

2008年11月10日 23:28

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やどかり屋で通販してみた。
ヤドカリ数匹と、小型ヤッコなど。

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しっかりした梱包&パッキング。

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中身のヤドカリたちも元気に到着。
ヤドカリは1匹ずつ個別パッキングされている。
水の量も十分。これなら死着は、まず無いというもの。
たとえばユビワが5匹同時に死着、ということなども起こりえない(笑)。

ちなみに今回は、合計20000円以上の生体注文だったので、送料が無料になった(代引き手数料はかかるが)。これは実に嬉しいところ。梱包料が無いというのもいい。ただし、2000円以下の注文では、発送手数料200円がかかる。どんなショップでも通販をする上で、送料と梱包料(特に梱包料)はチェックしておかないと、思わぬ費用がかかってしまうので注意したいところだ。

ま、詳しくはやどかり屋のサイトをチェックのこと。

ローソンにて

2008年11月06日 23:40

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A賞が当たりましたが、何か?