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カザリキンチャクフグ

2008年08月28日 17:03

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フィリピン産(photo/J.E.Randall)

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オーストラリア産(photo/J.E.Randall)

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東アフリカ産(photo/J.E.Randall)

学名:Canthigaster bennetti (Bleeker, 1854)
和名:カザリキンチャクフグ 
英名:ベネッツ・シャープノーズパファー Bennett's sharpnose puffer
全長10cm
インド洋~太平洋に広く分布

広範囲に生息する種だが、アラレキンチャクフグのように、生息地域ごとの色彩変異はみられない。水深10mよりも浅い場所で多くみられ、サンゴが生育するような場所よりも、ガレ場や藻場に多い。雑多なものを食べるが、他のキンチャクフグに比べて藻類を好み、特に緑藻類を多く食べる。

あまり入荷量は多くなく、ポツリポツリと入荷する程度。飼育しやすいが、やはり入手当初は痩せやすい面があるため、餌はこまめに与えてやる。藻類を好むため、動物質の餌よりも、植物質の餌を中心に与えると状態良く飼育できる。海藻類がはびこりがちなリーフタンクに、藻類の掃除屋として収容してもいいだろう。

種小名は人物名。和名は体の模様が由来。英名は種小名から。
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アラレキンチャクフグ

2008年08月22日 03:09

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グアム産(photo/J.E.Randall)

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マーシャル産(photo/J.E.Randall)

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モルディブ産(photo/J.E.Randall)

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モーリシャス産(photo/J.E.Randall)

学名:Canthigaster solandri (Richardson, 1845)
和名:アラレキンチャクフグ 
英名:スポッテッド・シャープノーズ Spotted sharpnose
全長11cm
インド洋~太平洋に広く分布

キンチャクフグ類の中では、最も広範囲に生息する種のひとつ。生息範囲が広いため、生息域ごとに模様・色彩の変異がみられる。この仲間は似た種が多く、さらに地域変異も多いため、種類を見分けるのに混乱を起こすことがある。繁殖期以外は単独で行動し、オス同士が出会うと闘争する。繁殖期のオスは婚姻色を発現し、普段の体色よりも綺麗になる。甲殻類など底性小動物、藻類、サンゴなど雑多なものを食べる。本種はハードコーラルをかじることがあるが、これは食事であると同時に、伸び過ぎる歯を削るための行動であるとも考えられる。

非常に綺麗なフグで、観賞用として輸入されてくる。他の似た種と一緒に「インドパシフィックトビー」の名で流通することがほとんど。キンチャクフグ類は思いのほか大食漢で、餌をよく食べる。そのため、十分に餌を与えていないと、背肉が落ちて痩せてしまう。ショップで長期在庫になっている個体は、痩せていることが多いので注意。なるべく入荷して間もない個体を入手し、こまめに餌を与えてやろう。最初はクリルを与え、慣れてきたら粒餌に切り替える。サンゴをかじることはあるが、サンゴ水槽で飼育してみたい小型フグである。やや白点にかかりやすいが、状態の良いサンゴ水槽ならば、その心配は少ない。同じキンチャクフグ同士は闘争するため、ひとつの水槽に1匹のみが原則。

種小名は人物名。英名は模様と口先の形状から。和名は特徴的な模様に由来。

ECO その後

2008年08月12日 21:55

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ちょっと前に、ホソジュズモが壊滅。
原因は不明。丈夫な海藻なんだがなぁ。

eco-05.jpg
やや回復中。
これではヨコエビ類の増殖はほど遠いな・・・。
しかしプランクトンが発生するといわれるが、大抵はヨコエビやアミエビに近い種の甲殻類の発生だろう。本当の動物プランクトンや植物プランクトンは発生するのだろうか? その点は、いささか疑問に思う。

新江ノ島水族館

2008年08月12日 02:46

enoshima1.jpg
行ってきましたよ。
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