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ミミ、もうすぐ1歳

2007年04月28日 02:27

久しぶりにネコン画像をお届けしますです。
mimi-3.15.jpg
蛍光灯の上でくつろぎ中。

mimi-3.15-2.jpg
そのまま就寝。
もうすぐ1年です。早いものですねぇ。

coro-4.28.jpg
コロも大きくなりました。
既に体重はミミよりも重くなってます。
ミミよりだいぶ後から来たのに・・・。
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スミレヤッコ

2007年04月26日 19:39

sumire-1.jpg
(photo/J.E.Randall)

sumire-2.jpg
(photo/J.E.Randall)

学名:Centropyge venustus (Yasuda & Tominaga, 1969)
和名:スミレヤッコ
英名:パープルマスク・エンゼルフィッシュ Purplemask Angelfish
全長:12cm
西部太平洋に分布

濃い青色と、鮮やかな黄色のコントラストが美しい小型ヤッコ。頭部の青と体の青が分離しているタイプと、繋がっているタイプがある。これを雌雄差と考えている人もいるが、単なるカラーバリエーションであるとも考えられる。分布は西部太平洋だが、沖縄から台湾、フィリピン、パラオ周辺までで、意外と分布域は狭い。本種が新種記載された際、アクアリストが採集して水槽で飼育していた個体を元にしたことは、知る人ぞ知る有名なエピソードである。自然下では水深15~40mの範囲でみられ、岩陰などで逆さまになって泳いでいることも多い。サンゴ礁や岩礁の付着生物などを食べている。本種はシマヤッコと交雑することが知られており、数個体が捕獲されている。

色彩が美しいため、観賞魚として人気が高い。フィリピンあたりからコンスタントに入荷し、価格的にも手を出しやすく入手性は良い。本来、非常に丈夫な魚ではあるが、輸入時点では多かれ少なかれダメージを受けているため、入荷直後の個体を購入するのはリスクが高い。1週間ほど様子を見てからが安心だが、人気種なので待っている間に売れてしまうことが多い。そのため、欲しいアクアリストは状態の分からない個体を入手しなくてはならず、結果として難しい魚だという認識になってしまう。これはシマヤッコにも言えることである。何も焦って買う必要などない。コンスタントに入荷する種類なのだから、良い個体と巡り会うまで気長に待つことだ。

飼育は良い個体を入手し、かつ導入初期に落ち着ける環境を用意しさえすれば、別段難しくはない。しっかりと餌付き、水槽に馴れてくると、意外に強い性格をみせるようになる。個体にもよるが、とんでもなく悪い性格をしたものもいるため、混泳には十分な注意が必要だ。

種小名は「美しい」という意味。英名は顔にブルーがかかるところから。和名は青い体色が由来。本種に似合った和名である。

ナーク・エンゼルフィッシュ

2007年04月26日 00:22

narcosis-2.jpg
(photo/J.E.Randall)

narcosis.jpg
(photo/J.E.Randall)

学名:Centropyge narcosis Pyle & Randall, 1992
和名:なし
英名:ナーク・エンゼルフィッシュ Narc Angelfish
全長:8cm
クック諸島に分布

ペパーミント・エンゼル同様、100mもの水深に生息する小型ヤッコ。やや透明感のある黄色い体色、体側にある黒斑が特徴。ペパーミント・エンゼルよりも捕獲例がかなり少ない。生息密度が低いのか、それとも、もっと深い場所に多いのかもしれない。生態面は全く不明。

ペパーミント・エンゼルと同じく、一時期観賞魚として輸入されたことがあるが、数はずっと少ない。価格はペパーミントほど高価ではないものの、とても手が出せる価格とはいえない。実際に本種を目にしたことのある古いマニアは、ペパーミントよりも本種を好むことが多い。非常に上品な感じの魚である。

飼育は思ったよりも難しくない。他のヤッコと混泳などという馬鹿なことを考えなければだが。もっとも、本種を飼育しようという人は、そういった事は間違ってもしないだろう。現在は入荷が止まっているが、再入荷が望まれるところだ。

種小名は「麻酔状態、昏睡状態」という意味で、大深度潜水による減圧症のことをさしている。本種に相応しい名前と言えるだろう。英名は種小名から。

ペパーミント・エンゼルフィッシュ

2007年04月25日 15:06

peper-a2.jpg
成魚個体。(photo/J.E.Randall)

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幼魚は縞の本数が少ない。(photo/J.E.Randall)

学名:Centropyge boylei Pyle & Randall, 1992
和名:なし
英名:ペパーミント・エンゼルフィッシュ Peppermint Angelfish
全長:7cm
クック諸島に分布

一度見たら忘れられないほどの、インパクトのあるカラーリングをした小型ヤッコ。生息水深は深く、最大で120m近い深さから記録されている。浅い場所で56mという記録があるが、通常は70mより深い場所でみられる。生息水深が非常に深いため、詳しい生態はほとんどわかっていない。

日本へは、1991年に観賞魚として初めて輸入された。価格は非常に高額であり、その色彩とあいまって、究極の小型ヤッコと呼ばれることも多い。日本には現在までに数十匹が入ってきており、中にはペアで飼育し、産卵まで観察された例がある。現在は採集できるディープダイバーが現地に居ないため、入荷が途絶えてしまっている。

飼育は基本的にシマヤッコと同様で、まず落ち着ける環境であることが重要。餌付けは冷凍餌から始めるのが普通で、食べない場合はオオバナサンゴを与えると、大抵はそれを食べてくれる。人工餌に馴れてしまえば、案外丈夫で長期飼育できる。生息水深が深いため、水温を低めに保つのがポイント。照明は暗い方が良いと思われるが、明るい水槽でも長期飼育できているので、あまり関係は無いようである。馴れると小型ヤッコらしく、意外と気の強い面をみせる。

種小名は、人物名から。英名は特徴的な体色にちなんでいる。
なお、シマヤッコ、スミレヤッコと本種の3種は、以前 Paracentropyge に分類されていたことがあるが、現在では Centropyge に再統合されている。

シマヤッコ

2007年04月24日 00:21

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フィリピン、セブ島産(photo/J.E.Randall)

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グァム島産(photo/J.E.Randall)

shima-3.jpg
マーシャル諸島産。成魚個体(photo/J.E.Randall)


学名:Centropyge multifasciata (Smith & Radcliffe, 1911)
和名:シマヤッコ
英名:マルチバード・エンゼルフィッシュ Multibarred Angelfish
全長:12cm
西部・中部・南部太平洋に主に分布
インドネシアのインド洋側、及びココスキーリングにも生息する。

くっきりとした縞模様が目立つ小型ヤッコ。小さいうちは黒い縞模様の本数が少なく、成長にしたがって縞が増えていく。また、ごく小さい幼魚のうちは背ビレ後方に眼状斑がある。フィリピン、インドネシアなど西部太平洋域の個体と、マーシャルなど中部・南部太平洋域の個体には、若干の色彩差がみられる。中部・南部太平洋産のものは、黒い縞と縞の間に入る黄色いラインが濃く、全体的に黄色みが強く感じられる。なお、マーシャル産(中部・南部太平洋産)の方が入る縞の本数が少ないと言われるが、これは成長に伴う縞の増え方が遅いためのようである。ある程度成長してしまうと、どの産地のものも縞の本数に違いはほとんど無くなる。小型ヤッコとしてはやや深く、水深20~30mの範囲でよくみられる。性格は臆病。陰になった部分でよくみられ、オーバーハング部分に逆さまになって泳いでいることも多い。付着生物やサンゴのポリプなどを食べる。

観賞魚としてコンスタントに入荷するが、飼育は簡単ではない。最も重要なのは、ショップにおける個体選びと、水槽導入初期である。個体選びは非常に重要で、ここでつまづくと長期飼育などできない。目をよく動かし、あちこち突いていて、しかも泳ぎはゆったりとしているような個体は餌付きやすい。販売水槽内で、他の魚に追われたりしている個体は、精神的ダメージを受けていることがあるので注意。サイズは5~6cmが一番良い。個体選びに自信がなければ、最初から餌付いた個体を入手するべきだろう。その方が安心だし、失敗する確率は低くい。

次は導入。まず先住として、他のヤッコがいないことが望ましい。落ち着ける環境を用意できるかどうかが肝心。餌付けは個体が落ち着いたら、フレークフード、あるいは顆粒餌を与えてみる。全く反応が無い場合は、乾燥ブラインシュリンプや細かくしたクリルを与えてみる。大抵はこれで反応を示すはずである。それで駄目なら冷凍餌。それでも駄目ならアサリ・・・という具合に餌を変えていってみる。ショップで既に餌付いていたものであれば、ショップで与えていた餌と同じ物を与えてみる。水槽に馴れないうちは食べないことも多いが、落ち着けば食べるようになる。食べなくなった場合は、他の種類の餌を与えてみる。餌をよく食べるようになったら、こまめに与えてよく太らせるようにする。背肉がふっくらとした状態になれば安心だ。

混泳は、個体によってかなり難易度が変化する。また、水槽飼育への馴れ具合によっても変わってくる。馴れた個体は意外と性格が悪くなることが多く、温和なハナダイなどに攻撃を加えることも。しかし最初のうちは混泳相手に注意し、無理な組み合わせにしないこと。よく馴れるまで無理は禁物だ。シマヤッコはビギナー向けのヤッコではなく、中級以上のアクアリスト向きの魚といえる。

種小名は「多数の縞」という意味。本種の特徴を表している。和名、英名ともに縞模様が命名の由来。

良い梱包・悪い梱包

2007年04月18日 15:02

海水魚の発送を頼む際、一番気になるのは梱包だろう。
状態良く到着するかどうかは、生体自体の状態はもちろんだが、梱包の善し悪しが運命を左右するといっても過言ではない。梱包がしっかりとしたショップは、確かな技術を持っていることがほとんど。ただ、ショップ自体は良いのに、発送が苦手なショップもある。しかし、中には発送に対する考えが間違っているショップがあったりするので、十分な注意が必要だ。以下に、良い梱包と悪い梱包の画像を掲載しておくので、是非参考にしていただきたい。

まずは、ベストと思われる梱包から。
発送内容はミドリイシ2個。
西日本から午前着で東京に配達されたもの。
天候は雨で、気温も結構低かった。
konpou-1.jpg
外側はダンボール。内側は発泡箱。標準的である。
発泡箱に開いている穴は、カイロを発熱させるために必要な空気穴。
穴のサイズや数、位置などは、カイロの数や箱のサイズなどで変動する。
もちろん、ダンボール箱の部分にも穴は開いている。

konpou-2.jpg
フタを開けてみる。
カイロがひとつ。この時期(4月)の東京ならば標準的か。

konpou-3.jpg
新聞紙を開ける。
まず大きなビニール袋に包まれている。
ベストな対応であるが、やり方によっては、このビニールは無くても大丈夫。

konpou-4.jpg
さらに開封。
中心にミドリイシの入ったパッキングが二つ。
周りは動かないように、新聞紙がきっちりと詰められている。
パッキングが動けば、繊細なミドリイシはバラバラになってしまう。
もちろん、魚の場合も動かないようにしなくてはならない。
なお梱包に新聞紙を使うのは、安価で保温効果が高いためでもある。
このあたりは、個人的に実験済み。

konpou-5.jpg
パッキングのUP。
二重にパッキングされているのがわかるだろうか。
店売りの場合、ここまでしなくても大丈夫。
しかし発送では、厳重にしてやりすぎるということはない。

konpou-6.jpg
パッキングを開封。
中は硬めのビニールでミドリイシが保護されていた。
完璧といっていい。
ちなみにパッキング内の水温は22℃。
十分な温度が保たれている。
海水量も十分であった。

さて、こちらは悪い梱包例。
今年の2月に、某ショップからミドリイシを3個購入した際の梱包だ。
これも西日本からの発送で、午前着。
konpou-7.jpg
どこが悪いかは一目瞭然。
発泡箱が継ぎ接ぎしてある。これでは保温効果は著しく低下してしまう。
フタもサイズ合わせのために切り飛ばされている。切り口も適当だ。
外側のダンボールも、切り貼りしてサイズを無理に合わせてある。
フタにはカイロが多数貼付けてあったが、発熱させるための通気口も無く、これではとても無理。たとえカイロが正常に発熱しても、こんな梱包では駄目だっただろう。到着時には、水温はかなり冷たくなっていた。パッキング開封時点では、ミドリイシはとりあえず生きていたものの、水槽導入後数日で全滅した。

このショップの他、全てのパッキングが破れて(ありえない)水浸しのトラブルを起こしたショップ、発泡箱とダンボール箱の継ぎ接ぎハイブリッド梱包(ありえない)で送ってきたショップ、発泡無しのダンボール箱に直接パッキング袋を入れ(ありえない)て送ってきたショップなど、駄目ショップはいくらでもある。

使徒再来

2007年04月18日 02:56

honhana.jpg


前回の記事
一ヶ月ほど前、再びホンハナマツムシの被害が表面化した。食害を受けたのは、コモンサンゴとカロリニアーナ。前回の殲滅作戦から一年以上が経過しており、わずかな数が残っていて、そこから増殖したのかもしれないし、持ち込みかもしれない。サンゴはほとんど購入していないので、幼貝が生き残って成長し、繁殖するようになったので目に付きはじめたのだろう。

前回は発見次第、ピンセットでつまみ出す受け身な対処だった。しかし今回はホンハナマツムシの性質が多少なりとも判明したので、積極的に駆除する方法にでた。ホンハナマツムシは、主にコモンサンゴやミドリイシを食害し、少ないながらも他のハードコーラルを食べたりもする。特に状態の落ちたサンゴや、傷付いたサンゴに取り付くことが多い。そこで、今回は意図的にコモンやミドリイシを枝打ちし、あちこちに配置してみた(もちろん、接着はしない)。

この作戦は当たりで、多くのホンハナマツムシをおびき寄せることができた。夜中に枝打ちサンゴを引き上げると、大抵いくつかの個体が付いていた。これをピンセットでつまんで除去し、枝打ちサンゴは元の場所に配置しておく。一週間ほど繰り返すと、ほぼ完全に居なくなった。前回に比べると、幼貝の捕獲率が非常に高い。画像に写っている以外に、細いホースで直接吸い出したものも多い。枝打ちサンゴ駆除法は、サンゴを水槽から取り出して、じっくりと貝の駆除ができるのがいいところ。コモンではフチの部分に、ミドリイシでは枝の先端より、根元に付く方が圧倒的に多い。そこを重点的に調べて除去する。

水質などが適正であるにもかかわらず、ミドリイシやコモンサンゴが部分白化や根元の共肉が白くなってきた場合には、ホンハナマツムシの被害を疑った方がいいかもしれない。ただし、水槽の照明が消えて一時間以上しないと活動しないので、夜中に懐中電灯で照らして調べることになる。成貝でも1.3cmほど、幼貝では1~2mmしかないので、十分に観察しないと見落としてしまう。照明のついている間だけしか水槽を見ないのでは片手落ちだ。たまには夜中の観察も必要である。

オレンジマージン・バタフライフィッシュ

2007年04月13日 18:32

参考画像
http://saltaquarium.about.com/library/photos/blpicfishprognathodesbutterfly.htm

学名:Prognathodes "basabei" Pyle & Chave,in prep.
和名:なし
英名:オレンジマージン・バタフライフィッシュ Orange Margin butterflyfish
全長:12cm
ハワイ諸島に分布

近年発見された種で、ハワイの水深106~214mもの深さから知られている。太平洋産のPrognathodesとしては、4番目の種になる。同じ太平洋産のPrognathodes guezeiと、かなり近い種である。模様は似通っており、両種とも、吻の形状が他のPrognathodesとやや異なるのが特徴。生態面などの詳しい事は、ほとんどわかっていない。

この種が発見されてほどないとき、日本に輸入されたことがある。チョウチョウウオとしては、100万以上という破格値であった。しかし今後、入荷の可能性はゼロに近い。ハワイの水族館、ワイキキ・アクアリウムにて飼育中の個体がいるそうである。生息水深などから考えると、あまりホーム・アクアリウム向きの種とは思えない。

現在、記載途中のため、種小名は仮のもの。発見に功績のあった人物にちなむ。英名は体色の特徴から。

トリートメント・タンク

2007年04月10日 02:59

トリートメント・タンクとは何をする水槽だろうか?
最近のアクアリストで、その用途と、どのようなシステムが良いのかを正確に言える人は少ないだろう。ネットを巡回していると、見当違いのトリートメントをしている人をよく見かける。最近はリーフ・タンクがメインになってきているので、トリートメント・タンクの意味を知らない人が多いのも無理からぬことなのかもしれないが・・・。しかし、トリートメント・タンクについての知識は、リーフ・タンクを持つアクアリストにとっても、有用なはずである。

■検疫が目的
トリートメント・タンクは、日本語で言えば検疫水槽となる。
まず重要な用途のひとつである「検疫」について。
検疫とは文字通りで、新しく入手した魚が病気持ちでないかどうかの確認である。期間は平均一ヶ月ほどで、期間内に病気が発生した場合は、完治して再発が無いことが確認されるまで期間が延長される。病気になって治療の甲斐なく死亡する魚は、必ずトリートメント・タンク内で死亡させることが重要。トリートメント・タンク内で治癒しないからといって、状態の良いメイン・タンクに入れて自然治癒を期待する人がいるが、それは全くトリートメント・タンクの意味が分かっていない人である。病気の持ち込みを防ぐためのトリートメントなのに、病気の魚をポチャ入れしてはまるで意味無しだ。

ここまで述べて分かったと思うが、トリートメント・タンクとは、メイン・タンクとは繋がっていない、「独立した水槽」である。メイン・タンクに設置する隔離ケースや、メインと繋がっているリフジウムは、トリートメント・タンクとは呼ばない。それらはあくまでも「隔離ケース」と「リフジウム」である。

検疫と同時に、餌付けに不安のある魚は、トリートメント・タンクにてしっかりと餌付けを行う。トリートメント・タンクは簡素(どうでも良いという意味ではない)で掃除・水換えがしやすいものであるので、アサリなどの生餌もメイン・タンクに比べて使いやすい。しっかりと餌付けを行い、人工餌に餌付け、よく太らせてからメイン・タンクに導入すれば失敗も少ない(混泳の問題は、トリートメントとはまた別)。

メイン・タンクに新規の魚を導入するためのトリートメントだが、逆にメイン・タンクで病気が出て治療が必要(メインが薬の使用できないリーフ・タンクの場合とか)になったり、ケンカが起きてやられてしまった個体を養生させるのにも使用する。

■トリートメント・タンクのシステム
水槽サイズは、45cmまたは60cm規格水槽が標準。これより水槽サイズが大きくてもいいが、スペースが必要だし、水換えなどのメンテナンスの手間がかかるため、あまりおすすめはしない。60cm水槽までなら、水換えも短時間で済む。

フィルターは、底面フィルターや上部フィルター、外部フィルターなど。濾過能力が十分にあり、自分がメンテナンスしやすいと思うスタイルを選べばよい。アクセサリーは、飾りサンゴやタコツボなど。病気治療で薬品を投与する関係上、ライブロックの使用はNG(当然)。照明は蛍光灯が一本あれば十分。

トリートメント・タンクを使用していない期間も、水槽はずっと回しておく必要がある。濾過バクテリアの維持のため、何らかの生体を入れておく必要があるが、デバスズメが丈夫さや性格的にみても無難で良い。デバスズメを入れて濾過バクテリアを増殖させ、トリートメント・タンクを立ち上げて、常時使用できる体勢を整えておくことが大切。

■トリートメントが終了したら
トーリートメント・タンクの全換水を行い、フィルターも掃除して再セットし、またいつでも使えるようにしておく。デバスズメを飼育しておき、濾過バクテリアを維持する。新規に魚を買ったときにセットしていたのでは、濾過バクテリアが無いので安定したトリートメント・タンクにならない(一番駄目なやり方)。

■トリートメント・タンクの難点
いつのまにか飼育水槽になっていることが多い点(笑)。
周辺機器などの装備をあまり充実させないことで、飼育水槽化をある程度防ぐことはできる。

以上、メイン・タンクに病気を持ち込みたくない人は、トリートメント・タンクを有効に活用することをおすすめする。

魚の選び方に問題有り

2007年04月08日 03:28

ここ数年、魚の選び方がアレな人が目立つ。
通販が活発になり、実際に個体を見ずに購入する人が増えたせいもあるが、実際に見て買ったのがコレですか??というような例も多い。何なんだろうか? 魚を見る眼が節穴だとしか思えない。以下に、買ってはいけない、または注意を要する状態を挙げておこう。そこのあなた、こんなの選んじゃいけませんよ。

・元気に泳ぐというより、落ち着きが無い(こんな個体は餌付かないことが多い)
・目に動きが無く、ぼうっとしている(終わってる)
・背肉が落ちて、ピンヘッド状態(安くても、こんなの買うな)
・ヒレ先が溶けている(ケンカで切れているのと、ヒレ腐れは見分けよう)
・ときどき、頭をブルッブルッと震わせる(白点の前兆行動)
・頭や体を物にこすり付ける(白点の前兆行動)
・ヒレが白く濁っている(白点発生の初期)
・胸ビレが片方、または両方ほとんど動いていない(病気。終わってる)
・体に白っぽい(半透明の)膜がはっている(トリコディナ)
・腹部が妙に張っている(内蔵障害)
・背中に妙な膨らみがある(病気。終わってる)
・白く、細長い糞(なかなか切れない)を出している(内蔵障害)
・明るいのに、体色が暗色で、じっとしている(目が見えてない可能性有り)
・口にリムフォができている(餌食べれない)
・肛門が赤い(終わってる)
・入荷したてなのに、妙に太っている(危ない)
・明らかに病気(選んじゃうの??)
・口が半開き(駄目)
・口に傷がある(危ない)
・ヤッコの唇が白い(危ない)
・ショップで一度死にかけて、その後復活(長生きしないことが多い)
・ショップで長期薬浴治療(危ない)
・入荷後、水合わせをせずに販売水槽に入れられている(論外)
・クマノミが入荷一週間以内(要注意)
・体色が普通より薄い(要注意)
・目が白く濁っている(ベネデニアの可能性有り)
・ヒレに半透明な部分がある(ベネデニアの可能性有り)
・呼吸が異様に早い(駄目)

まだあるけれど、今回はこの辺で。

スリーバンド・バタフライフィッシュ

2007年04月06日 00:49

参考画像
http://www.meerwasser-lexikon.de/eng/8/1414/Prognathodes/guyanensis.htm
http://www66.tok2.com/home2/ichthy/drTanaka/prognathodes_guyanensis.jpg

学名:Prognathodes guyanensis (Durand, 1960)
和名:なし
英名:スリーバンド・バタフライフィッシュ Threeband butterflyfish
全長:13.6cm
西インド諸島、バハマ、ジャマイカ、プエルトリコ、バルバドス、ベリーズ、フランス領ギアナ(ガイアナ)に分布

バンク・バタフライフィッシュによく似ているが、背ビレ後縁部にもバンドが入る点が大きな違い。また体側にライン模様が入り、黄色みが薄い点も異なる。生息水深は相当に深く、浅くても60m、深いところでは300mもの深さまで。ほとんど深海魚と言ってもいいほどのチョウチョウウオである。あまりに深い場所に棲むため、詳しい生態などはあまりわかっていない。

ほとんど深海魚のため、観賞魚としての入荷は非常に稀。10cm以内のサイズであれば、他のPrognathodes属同様、餌付きはそれなりに良い。飼育のポイントのひとつは、18~20℃程度の低い温度を保つことだろう。かなり深い水深にいるということは、生存競争があまり激しくないと想像できる。おそらく、混泳は不得手と思われるので、ヤッコなどとは一緒にしない方がいいのかもしれない。その他、あまりに明る過ぎる水槽では、調子を崩す恐れもあるだろう。もし飼育の機会がある人は、慎重に扱っていただきたい。

種小名は、生息地に由来。英名は3本のバンドから。日本のアクアリウム界では、ギアナ・バタフライフィッシュと呼ばれる。

マルセラ・バタフライフィッシュ

2007年04月06日 00:23

参考画像
http://www.fishbase.org/Photos/PicturesSummary.cfm?ID=5102&what=species

学名:Prognathodes marcellae (Poll, 1950)
和名:なし
英名:マルセラ・バタフライフィッシュ Marcella butterflyfish
全長:14cm
セネガルからコンゴの西アフリカ沿岸、ケープ・ヴェルデ諸島に分布

バンク・バタフライフィッシュに似ているが、体後部のバンドの傾斜がさほどではない点や、エラブタ後方の黄色い斑紋や体側に入る細かい黄色いスポットなどで区別できる。生息地にはサンゴ礁は無く、ほとんどが岩礁帯。岩のオーバーハング部分に、逆さになって張り付いていたりする。水深は10数mから100m以深までと、幅広い水深帯でみられる。一番多くみられるのが30~40mのあいだ。付着生物や底性小動物を主食にしているものと思われる。生息地の水温は、19~22℃程度。

観賞魚としては輸入量が少なく、かなり高額なチョウチョウウオである。10cm以内の個体であれば餌付きは良い。この属としては飼育しやすいため、水槽飼育に向いた種類といえるだろう。ただ、やはり大型の個体は、頑として餌付かないこともある。人工餌を最初から食べる個体もいるが、冷凍餌から餌付けていくのがいい。乾燥ブラインシュリンプを用いてもよい。生息地の水温は低いので、水槽内においても23℃までに維持できれば理想的。長期飼育例が極めて少なく、混泳などについては不明な点が多いが、他のPrognathodes属と同様、あまり無理な混泳などは避けた方が無難だろう。

種小名は人物名(女性)。英名も種小名から。

カーリー駆除法

2007年04月05日 14:26

水槽の厄介者のカーリー(チギレイソギンチャク、セイタカイソギンチャク)に手を焼いているアクアリストは多い。いったん増殖してしまうと、駆除するのが大変である。

「生物兵器」としては、ペパーミントシュリンプが最右翼で、効果は大きい。しかし大きく成長したカーリーは、あまり積極的に食べないこともある。他にはチョウチョウウオが食べるものの、カーリーばかりでなくサンゴへの影響もあり、白点の心配もあるなど導入にはリスクが大きい。

最近では、カーリーを撃退するための薬剤も数種類販売されているが、効果がいまひとつのものがあったり、使い勝手が少々悪かったりする。

そんな中で、駆除剤として比較的使いやすく効果的なものがある。何の事は無い、カルシウム溶液(カルシウム添加剤)だ。注射器にカルシウム溶液を充填し、カーリーの体にプスッと刺して溶液を注入すると、あっというまに縮んでしまう(知っている人は知ってる方法)。この際、針先でカーリーの体内をかき混ぜるようにして、さらに触手の上からも溶液を少々かけつつかき混ぜると、短時間でカーリーが溶け出す。数が少なければ溶けるままにしてもいいが、溶かした数が多いと水質にも影響が出やすい。溶けて剥がれやすくなったところで、細いホースで吸い出してやればベストだ。

小型水槽では、あっというまにカルシウム濃度が上昇してしまうので、水換えをしながらやるといい。また、カーリーの体内に溶液を注入しないと効果が薄いため、大きなカーリーほどやりやすく、小さいものほどやりにくい。注射器で溶かしてしまえるところはあらかたやっておき、細かいものをペパーミントシュリンプに食べてもらう方法が良いだろう。なお、大きなカーリーは溶液の注入量が少ないと、復活してしまうこともある。

まだ試してないが、カーリー以外のマメスナなど、小型イソギンチャク全般に効果があるものと思われる。

八重山漁協 養殖ライブロック

2007年04月02日 03:56

最近、八重山漁協のタグの付いた人工養殖ライブロックが出回りだしている。
試しに一個入手してきてみた。
y-lr-1.jpg
ほぼ拳大のサイズ。
黄色いタグの裏側には、シリアル・ナンバーが表示されている。
外見はあまり変化が少なく、レイアウト素材としてはやや物足りない印象。大きめのものでも、あまり形状がよくないものが多いので、このあたりは改良の余地がある。石灰藻以外の付着物はほとんどない。セラミック製だそうで、重さは比較的軽く、案外に良さそう。

y-lr-2.jpg
割ってみた。
中は多孔質で、浄化能力が高そうである。
CPファームのものと比べると、重さでは軽めのこちらに軍配が上がるが、岩そのものの形状の複雑さや、付着生物の多さという点ではCPの疑岩に及ばない。岩の地色が白いという点は好ましい。無理に石灰藻風に全体を赤く色付けしてしまうと、かえって不自然な感じになってしまうので、白いという選択はベストだ。今後は、形状の改良に期待したいところである。



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