2007年01月28日 22:39

上面から。
とてもカニとは思えない。

下面。
ハサミや脚は、体にぴったりと張り付くような形状になっている。

体は非常に薄い。
学名:Aethra edentata Edmondson, 1951
和名:ヒメメンコヒシガニ
英名:フラットエルボゥ・クラブ Flat Elbow Crab
甲幅:3cm
八丈島以南の南日本、マリアナ諸島、ハワイに分布
非常に平たい、ユニークな体を持つカニの一種。メンコヒシガニ Aethra scruposa と酷似しているが、甲の凹み方やハサミ下縁の棘の形状で見分けられる。普段は転石やサンゴ礫の下に隠れているため、見つかりにくい。石の下から取り出すと、体を上下させる行動がみられる。一種の威嚇行動ではないだろうか。甲の色彩は白色のものが多いが、画像の個体のように紫色や褐色の波線模様が入るカラーバリエーションがある。食性はいまひとつ不明だが、他の小生物を捕食しているのではないかと思われる。
種小名はラテン語で「歯」に関する言葉だが、詳しい意味は不明。和名は平たい形状をメンコに見立てたところから。英名も、形状に由来している。
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