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“Centropyge abei ”

2008年02月14日 00:58

abei-1.jpg
(photo/Mr.S)

abei-2.jpg
(photo/Mr.S)

画像は、ハワイのワイキキアクアリウムの水槽内を泳ぐ“Centropyge abei ”。
暫定的にCentropyge属とされているが、どうもChaetodontoplus属であるような感じがする。
それにしても、深いところには思いもかけない新種が潜んでいるものだ。
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ミズタマヤッコ

2007年12月17日 20:00

Getak_u0のコピー
オス個体(photo/J.E.Randall)

Getak_u1のコピー
メス個体(photo/J.E.Randall)

学名:Genicanthus takeuchii Pyle, 1997
和名:ミズタマヤッコ
英名:不明
全長35cm
小笠原諸島、南鳥島に分布

本属の中では、最も新しく発見された種。小笠原諸島のみから知られ、他地域からは記録が無い。他のゲニカントゥス属と同様、ハーレムを構成して生活する。幼魚はメスに似るが、斑紋はずっと大柄でスポット状の模様になっている。水深30m以深でみられるが、もっと浅い場所かでも観察されている。

観賞魚としての入荷は未だ無く、水族館などでの飼育もなされていない。

種小名は人物名で、水中写真家の武内宏司氏にちなむ。和名はオスの尾ビレの模様から。

ハーフバンデッド・エンゼルフィッシュ

2007年12月17日 19:28

Gesem_u5.jpg
オス個体(photo/J.E.Randall)

Gesem_u1.jpg
メス個体(photo/J.E.Randall)

学名:Genicanthus semicinctus (Waite, 1900)
和名:なし
英名:ハーフバンデッド・エンゼルフィッシュ Halfbanded angelfish
全長30cm
ロードハウ、ケルマディック諸島に分布

オーストラリアの一部の海域にしかいない種。オスは英名の通り、体側の上半分のみにバンドが入る。また、体側下半分はオレンジがかる。メスは上下に染め分けられた色彩で、上が青みがかった黒、下は白色。目の周囲と背ビレ、尻ビレのフチがコバルトブルーに彩られる。水深10~100mまでの広い範囲でみられるが、30~40m付近に多いようだ。最大で30cmを超える大型種。

日本へは過去に入荷したことがある。が、大きな個体だったため、長生きはしなかった。生息地は厳しく規制された保護区であり、今後入荷することは無いだろう。

種小名は「半分の帯」という意味で、オスの模様に由来している。英名も同様。

ピトケアン・エンゼルフィッシュ

2007年12月17日 19:10

Gespi_u0.jpg
オス個体(photo/J.E.Randall)

Gespi_u1.jpg
メス個体(photo/J.E.Randall)

学名:Genicanthus spinus Randall, 1975
和名:なし
英名:ピトケアン・エンゼルフィッシュ Pitcairn angelfish
全長35cm
クック諸島、ピトケアン諸島に分布

南太平洋の一部の島々にしか生息しない稀種。ゲニカントゥスの中では大型種である。オス、メス共に基調色は淡いブルーで、オスは体側にバンド模様が入るのが特徴。メスは画像の通り、何も模様は持たない。水深30~60mの範囲に生息。詳しい生態は不明だが、他のゲニカントゥス属に準じるものと思われる。

過去に入荷したことはあるが、今後入荷することはまず無いと思われる。サイズが大型であるため、かなり大きな水槽でないと飼いこなすのは難しい。以前入荷したものは、200リッターほどの水槽で状態良く飼育されていたが、これは珍しい例と言えるだろう。

種小名は「小さいトゲ」の意。どのトゲを指しているのかは不明。英名は生息地から。

マスクド・エンゼルフィッシュ

2007年12月03日 21:46

Geper_m1.jpg
オス個体(photo/J.E.Randall)

Geper_f1.jpg
メス個体(photo/J.E.Randall)

学名:Genicanthus personatus Randall, 1975
和名:なし
英名:マスクド・エンゼルフィッシュ Masked angelfish
全長25cm
ハワイ、ミッドウェイに分布

ミッドウェイからハワイにかけての狭い範囲にのみ生息するゲニカントゥス。やや青みがかった白い体色が特徴。メスは頭部と尾ビレが黒く、オスは尾ビレを除く各ヒレと頭部がオレンジに染まり美しい。水深23~100mの深さでみられる。水温の低いミッドウェイでは比較的浅い場所でもよくみられるが、ハワイでは100m付近の深い場所でないと、なかなかいない。

観賞魚としてはごく稀に入荷するが、非常に高額である。採集される数がわずかなためと、かなり深い水深で採集されるためだ。小型のメス個体は餌付きもそこそこ良いが、大きなオス個体は餌付きが悪く難儀する。また、大きなオスは餌付いたとしても、ほとんどの個体が長生きしない。これはゲニカントゥス全種に共通することである。大型個体を年単位で飼育できたら、かなりラッキーだと思っていいだろう。なお、大型個体を状態良く泳がせるには、最低でも120~150cm水槽が必要。180cm以上の水槽が用意できればベスト。本種の適水温は、20~22℃ほど。

種小名は「仮面をつけた」の意。特徴的な模様に由来している。英名も同様。

ゼブラ・エンゼルフィッシュ

2007年11月16日 23:37

zebra-1.jpg
オス個体(photo/J.E.Randall)

zebra-2.jpg
オス個体(photo/J.E.Randall)

zebra-3.jpg
メス個体(photo/J.E.Randall)

学名:Genicanthus caudovittatus (Günther, 1860)
和名:なし
英名:ゼブラ・エンゼルフィッシュ Zebra angelfish
全長20cm
紅海、東アフリカ沿岸、モーリシャス、モルジブに分布

インド洋特産のゲニカントゥス。オスはヤイトヤッコによく似ているが、背ビレに大きな黒斑を有する点で容易に区別できる。メスは違いが明確で、ヤイトヤッコのメスでは背中が黄色いが、ゼブラ・エンゼルのメスは黄色みが全く無い。また、アイバンドが入るのも異なっている。生息水深は15~70mの範囲の潮通しの良い場所で、盛んに動物プランクトンを捕食している。なお本種はゲニカントゥスとしては珍しく、かなり浅場でもみられることがあるようだ。

たまに観賞魚として入荷するが、メス個体の入荷が多い。大きなオスは餌付きにくくて飼いにくいため、メスを複数飼育してオスへ性転換するのを期待するのがいいだろう。入荷状態は比較的良いが、やはり減圧症には注意したい。オスは尾ビレのフィラメントが非常に長く伸びるので、大きな水槽でゆったりと飼育したい魚だ。水質悪化には他のヤッコよりも弱いため、なるべく良い水質が維持できるリーフタンクでの飼育を推奨したい。紅海産の個体は、他地域の個体に比べて、高い水温にある程度の耐性がある。

種小名は「リボンで飾られた尾」という意味。ちなみに、記載に使われたメス個体に対して付けられたものである(最初、オスは別種として記載された)。メスの尾ビレの上下に入る黒いラインを、リボンに見立てたのだろう。英名は、オスの縞模様に由来。

ヤイトヤッコ

2007年11月15日 16:22

20071115154156.jpg
オス個体(photo/J.E.Randall)

20071115154207.jpg
メス個体(photo/J.E.Randall)

学名:Genicanthus melanospilos (Bleeker, 1857)
和名:ヤイトヤッコ
英名:スポットブレスト・エンゼルフィッシュ Spotbreast angelfish
全長18cm
西部太平洋に分布

オスは体に細かな縞模様が入るのが特徴。また腹ビレ直前の胸部に1個の黒斑を持つ。メスは尾ビレの上下に黒いラインが入る以外に、これといった模様が無く、背中が緑がかった黄色をしている。水深20~40mの範囲に多く、海底から離れてプランクトン類を捕食する。同属他種と同じく、複数のメスを従えるハーレムを構成して生活する。日本では個体数が少なく、あまりみられない種である。

観賞魚としては入荷量は多くないものの、比較的よく目にする種である。あまり小型の個体は少なく、通常はペアでの流通が多い。状態はゲニカントゥスとしては、そこそこまともな個体がみられる。が、大きなオス個体は減圧症などに注意した方がよい。やはり、なるべく小さめの個体を選んで飼育した方が成功率が高い。他のゲニカントゥス同様、高水温に弱く、水質悪化にも弱い。いったん状態が落ち着き、水槽に順応してしまえば、飼育自体はさほど難しくない。ただし、他の魚にプレッシャーをかけられると、オスは途端にメス化してしまうため、混泳相手には注意したい。

種小名は、胸部の黒斑に由来。英名も同様。和名のヤイトとは「お灸」のことで、メスの体色が「もぐさ」の色に似ているところから。



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